【ネタバレ】「エイリアン:アース」第6話、最悪の恐怖シーン裏側 ─ 「ワンテイクで撮影したんです」

この記事には、「エイリアン:アース」第6話『ザ・フライ』のネタバレが含まれています。

「エイリアン:アース」第6話『ザ・フライ』では、ウェイランド・ユタニ社との会合で島を離れているカーシュ(ティモシー・オリファント)が、“ロスト・ボーイズ”の一人・トゥートル/アイザック(キット・ヤング)に研究室での仕事を指示。カーリーとの協力を提案するが、自分の能力を証明したいトゥートルは単独で行動する。
研究室に到着したトゥートルは、指示通り各生物のエサを準備し、手際よく提供する。しかし、ある個室ではエサを置くスペースのドアが破損。仕方なく個室のドアを直接あけ、足をはさんで閉まらないようにしながら、中にエサを置くトゥートル。その様子をじっと見ていた“目玉”(羊に寄生したT.オセルス)が壁にぶつかって驚かせ、その拍子にドアが閉まり、ロックダウンされてしまう。
室内では、巣から出ていたハエのような生物が、天井からトゥートルの左腕に飛び乗り、彼の顔面に酸を吹きかける。するとその部分の肌がみるみる白くなり、トゥートルは口からも白い液体を吐き出す。酸によって侵食された顔は“ハエ”のエサとなり、トゥートルは息を引き取るのだった。
トゥートル役のヤングによると、顔の一部はCGで表現されているものの、その他は実物を使用したという。米Colliderのインタビューで、同シーンの撮影についてこう語っている。
「特撮が多かったですね。死ぬシーンを撮影したときは、顔に点状のマークをつけて、あとから腐敗して崩れる部分のエフェクトを作れるようにしました。でも、口の中には本物の液体を入れていて、タイミングに合わせて吐き出す必要があったし、酸の噴射も実際の噴射器を使いました。これらをやり直すには時間がかかるので、ワンテイクで撮影したんです。」
また、研究室に隔離されているクリーチャーも「ほとんどが実際に存在していた」そう。“目玉”については「実際の羊を使ったショットもあれば、アニマトロニクスを使ったショットもあった」といい、「巣もちゃんと設置されていたし、スタッフが棒の先にハエをつけて天井を這わせることもあった」と語っている。
そのため、演じるうえで「想像力に頼る必要はなかった」が、「集中力を保つのは難しかった」とのこと。「隣のタンクには、かの有名なエイリアンの卵があり、煙が出る仕掛けもされていたので、ファンとしてはつい気が散ってしまいました」とキットは語る。シーン全体では、“ハエ”の部分以外はほとんど本物だったため、「本当に圧倒的だった。見事に成功しました」と語っている。
「エイリアン:アース」はディズニープラス スターで配信中。
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Source:Collider