「エイリアン:アース」Rotten Tomatoesスコアが発表 ─ 『ロムルス』超え高評価、「『エイリアン』ファンにとって究極のドラマ」「シリーズ全体がより面白くなった」

米レビューサイトのRotten Tomatoesより、『エイリアン』シリーズ史上初となる実写ドラマ「エイリアン:アース」のスコアが発表された。

本記事時点で、レビュー件数は42件でスコアは90%。まだレビュー件数が十分量ではないため注意が必要だが、2024年の映画『エイリアン:ロムルス』の80%を超える高評価。このシリーズでは、2作目の『エイリアン2』(1986)が94%で歴代1位、無印『エイリアン』(1979)が93%で2位となっている。本作がシリーズ暫定3位となった。
監督はノア・ホーリーで、映画『ファーゴ』(1996)に基づく別のドラマシリーズ「FARGO/ファーゴ」(2014-2023)を成功させた実績も持つ。レビューではホーリーが『エイリアン』シリーズに新たな視座を与えたとの絶賛票が多数。「『エイリアン』シリーズにふさわしいドラマで、このシリーズ全体を計り知れないほど面白くしている。『エイリアン:アース』のおかげで、『エイリアン』シリーズはこれまでよりも良いものになった」(io9.com)、「不安を誘うアプローチで、息呑むテンポ配分は容赦ないほど。あなたの無意識にまで入り込み、よく知っていると思っていた世界観に新たな視点を加えている」(Starburst)、「まるで8時間映画のように展開される、間違いなく圧巻のドラマ。『エイリアン』映画の最初の2作に匹敵する」(Beyond the Trailer)、「『エイリアン』ファンにとって究極のドラマ。オリジナル版映画の最高の部分を完璧に取り入れつつも、新しいコンセプトも取り入れていて、シリーズを新鮮なものにしている」(CBR)、「ホーリー(監督)は『ファーゴ』時と同様、映画版に忠実ながらも独自のアイデアを探求した『エイリアン』ドラマを発明してみせた」(United Press International)と賛辞が押し並ぶ。
一方で、「残念ながら『エイリアン:アース』はバランスを欠いている。オリジナル版『エイリアン』の2年前を舞台とする本作は物語のセッティングに時間をかけすぎており、ようやく動き出したと思ったら全8話が終わってしまった」(Seattle Times)との意見も見られる。
「エイリアン:アース」の舞台はシリーズ1作目『エイリアン』の2年前となる2120年。「宇宙の果てにいた5種の生命体」が地球に飛来し、人間の意思を委嘱されたハイブリッド・アンドロイドが回収任務に向かう。
製作は、世界を席巻した「SHOGUN 将軍」や、人気シリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」などの米FX。シリーズの生みの親でもあるリドリー・スコットをはじめ、デイビッド・ツッカー、ジョセフ・イベルティ、ダナ・ゴンザレス、クレイトン・クルーガーが製作総指揮。ショーランナーはサスペンスドラマとして高い評価を得た「FARGO/ファーゴ」や、「レギオン」等の海外ドラマシリーズを手掛けてきたノア・ホーリーが務める。キャストには、シドニー・チャンドラー(『ドント・ウォーリー・ダーリン』、ドラマ「シュガー」)、アレックス・ローサー(ドラマ「このサイテーな世界の終わり」)、ティモシー・オリファント(ドラマ『マンダロリアン』)らが名を連ねる。
「エイリアン:アース」は全8話構成。ディズニープラス スターにて日本時間の8月13日に第1話・第2話が配信された後、毎週1話ずつ水曜日に配信される。
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Source:Rotten Tomatoes