『エイリアン』新企画、2019年にユニバース拡大宣言 ─ 米公式インスタグラムに謎の予告が登場

SFホラー映画の金字塔、『エイリアン』シリーズの新企画が2019年に登場するようだ。映画シリーズの米公式Instagramにて、謎めいた予告が連続で投稿されているのだ。
このたび公開されたのは、『エイリアン』にまつわる計6枚のモーション・ビジュアル。「ウェイランド・ユタニの隠された秘密を暴く6部の調査書類(A 6-Part Dossier Exposing The Secret Histori of WEYLAND-YUTANI)」とのタイトルが一貫して与えられているように、各ビジュアルには「1日目」から「6日目」と題された短い文章が添えられている。
なお、それぞれのビジュアルには、はっきりと「『エイリアン』ユニバースは2019年に拡大する(The Alien Universe Expands 2019)」とも記されている。いったい、これらの文章とイラストは何を意味しているのか?
ウェイランド・ユタニ社の極秘実験とは
ウェイランド・ユタニ社とは、シリーズ第1作『エイリアン』(1979)で主人公リプリーの雇い主になるなど、シリーズを通じて登場する大企業の名称だ。各投稿の内容をまずは確認してみよう。
「1日目:施設に到着。ウェイランド・ユタニ社は、この軌道の施設に多額の資金を注ぎ込んでいる。秘密の研究プログラムで起こった事故の噂について調査するために来た。」
「2日目:この施設は恐ろしい秘密を隠している。非常に攻撃的な、腐食性の血液を持つ巨大な寄生生物だ。彼らはこの生物を繁殖させ、研究に使用している。」
「3日目:繁殖プログラムは恐怖の巣窟だ。彼らは人々を拷問し、殺害し、幼虫の宿主として使用している。この人々はどこから来たのだろうか?」
「4日目:実験はラボの中でだけ行われているわけではない。企業は幼虫をどこかへ送っているのだ。移動には自社が有する秘密の軍用機が使用されている。」
「5日目:事態は想像よりも悪かった。彼らは惑星に爆弾を投下している。この企業の目的は何だ?」
「6日目:悪夢だ。奴らはウェイランド・ユタニの植民地に侵蝕し、破壊した。施設の職員はみな殺された。我々はこのことを公表せねばならない。彼らが私の名声を傷つけようとすることはわかっている。あるいは、それ以上か。誰かに伝えてくれ、彼らがこのことをほかで行うよりも前に。」
映画『エイリアン』シリーズは、リドリー・スコット監督による『エイリアン:コヴェナント』(2017)が公開されたのち、続編企画の動向は明らかになっていない。同作の興行成績が20世紀フォックスの期待に及ばなかったために続編は保留になったともいわれるが、水面下で企画は進行しているとの情報もある。
また『エイリアン』についてはテレビドラマや新作ゲーム製作の噂もあるが、こちらも情報は正式に発表されていない。米ダークホースコミックスは1988年から現在まで『エイリアン』の関連コミックを多数発表しているが、今回の「ユニバース拡大」とはドラマやコミック、ゲームでのメディア展開を意味するものだろうか?
一方で気にかかるのは、今回の告知が映画『エイリアン』シリーズの米公式Instagramにて行われていることである。すなわち2019年の新企画は、直接的であれ間接的であれ、映画版となんらかの繋がりがある可能性が高い。しかしいずれにせよ、その詳細については予想すらつかないわけだが……。今後とも新たな情報に注意したい。