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『エイリアン』ドラマ版、2024年初頭に撮影再開へ ─ 映画シリーズ前日譚、リドリー・スコット製作総指揮

エイリアン
(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

同名の人気SF映画シリーズをテレビドラマ化する「エイリアン(原題)」の撮影が、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキ終結を受け、2024年初頭にも再開される見込みであることがわかった。クリエイターのノア・ホーリーが米Deadlineにて認めた。

SAG-AFTRAのストライキは2023年7月14日に開始されたが、「エイリアン」の出演者はSAG-AFTRAの所属俳優と、英国の俳優組合Equityの所属俳優で構成されていたため、7月19日よりEquity所属のキャストだけで撮影が開始されていた。しかし、8月25日には撮影地のタイから出演者が帰国し、撮影の中断が判明。報道によると、この中断はストライキを考慮し、製作スケジュールを調整するために計画されていたものだという。

撮影が実施されていたタイ・バンコクのスタジオには、中断期間もセットが建てられており、現在も撮影の再開を待っている状態とのこと。実際の撮影再開は2024年1~2月を目指しており、ホーリーは「できるだけ早く撮影に戻ります。地球の裏側、バンコクで新年に撮影を再開します」と語った。

また幸いにも、シリーズの脚本は全米脚本家組合(WGA)のストライキ以前にすべて完成していた模様。撮影中断前には第1話の一部を撮影していたそうで、確認・編集できる素材はホーリーの手元にも届いているようだ。

ドラマ版「エイリアン」は映画シリーズの前日譚で、今から70年後の地球が舞台となり、エイリアン以外のキャラクターは再登場しない。出演者は『ドント・ウォーリー・ダーリン』(2022)のシドニー・チャンドラー、『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(2019)のアレックス・ロウザー、「サンドマン」(2022)のサミュエル・ブレンキン、『アサシン クリード』(2016)のエシー・デイヴィス、『ザ・ホワイトタイガー』(2021)のアダーシュ・ゴーラヴ、「暗黒と神秘の骨」(2021-)のキット・ヤングら。

クリエイターを務めるのは、「FARGO/ファーゴ」(2014-)「レギオン」(2017-2019)のノア・ホーリー。シリーズの生みの親、リドリー・スコットが製作総指揮を務める。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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