『エイリアン：ロムルス』続編、エレン・リプリーは登場しない ─ シガニー・ウィーバー若返り復帰説を監督が否定

『エイリアン：ロムルス』の続編に、かつてシガニー・ウィーバーが演じたエレン・リプリーが復活登場する？

『エイリアン：ロムルス』は、『エイリアン』と『エイリアン2』の間を舞台に描かれた新作。現在はその続編が構想中だ。『エイリアン』『2』間は57年間の時間が空いており、その間に主人公リプリーはずっと冷凍催眠状態で眠っていた。理論的には『ロムルス』の続編に、冬眠状態あるいはまだ描かれたことのないリプリーの姿を登場させることも不可能ではない。

この噂は『エイリアン』情報ブログAVP Galaxyで紹介されたスクーパー情報で、20世紀スタジオがディエイジング（若返り）技術を使ってシガニー・ウィーガーの再登場を検討しているというものだった。

『エイリアン：ロムルス』のフェデ・アルバレス監督はXでこの情報を自ら取り上げ、「楽しいゴシップ。だけど全く真実じゃない」と完全否定している。

おそらく『ロムルス』の続編は、リプリー登場のような原点に戻るのではなく、全く新しい航路に向かうだろう。「見たいものはほとんどチェックしましたし、（シリーズで）久しぶりの要素も取り戻した」「これから先は、未開の海です」と、アルバレスは先のインタビューで方針を明かしている。

現在は共同脚本のロド・サヤゲスとともに物語を練っている。「まだ『エイリアン』シリーズで見たことのない場所に行って、まだ見たことのないものを発見する」ものになるよう進めているという。

『ロムルス』では、シリーズ第1作目でイアン・ホルムが演じた「アッシュ」と同じ姿のアンドロイド、ルークが登場。他にも原点作への目配せは十分行なっており、続編で再び懐古主義に頼る必要もないはずだ。