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新『アナコンダ』Rotten Tomatoesスコア発表 ─ 「今年一番面白い」「大惨事」賛否両論まっぷたつ

https://www.youtube.com/watch?v=az8M5Mai0X4

米レビューサイトのRotten Tomatoesより、ジャック・ブラック&ポール・ラッド主演『アナコンダ(原題)』のスコアが発表された。

2025年12月25日に米国公開される本作は、本記事時点でレビュー件数は57件。批評家スコア44%というやや厳しい滑り出しとなった。もっとも、1997年のオリジナル版『アナコンダ』は39%、続編『アナコンダ2』(2004)は26%。その後の続編はスコアが発表されていないため、シリーズ史上もっとも評価の高い作品となる可能性もある。

本作はシリーズの続編やリブートではなく、『アナコンダ』に基づくアドベンチャー・コメディ。幼なじみのダグ(ジャック・ブラック)とグリフ(ポール・ラッド)は、昔から大好きだった『アナコンダ』のリメイクを決意し、アマゾンの奥地へ向かう。すると本物の巨大なアナコンダが現れ、ドタバタの映画づくりが現実の危機に変貌する──。

スコアが示す通り、批評家の反応はまっぷたつだ。「“今年一番面白い映画”と呼ぶのは言いすぎかもしれないが、私にとっては本当にそうだった」(Deadline)、「オリジナル以上の成功にふさわしいスマートなコメディにして、本当に怖い瞬間もある」(San Francisco Chronicle)、「映画リブートの新発明」(ComicBook.com)と絶賛する声もあれば、「以前ならキャリアが終わっていたほどの大惨事」(Region Free)、「近年もっとも効果がなく、不誠実なホラーコメディ」(Gone With The Twins)との酷評もある。

ジェニファー・ロペス主演『アナコンダ』(1997)は、若き撮影チームがアマゾンを探索する途中、ヘビを追う密猟者サローンと出会い、想像を絶するヘビの恐怖と対峙する物語。批評的にはふるわず、第18回ゴールデンラズベリー賞に輝いたが、ジャンル映画ファンの間で支持された。2004年に『アナコンダ2』、2008年に『アナコンダ3』、2009年には『アナコンダ4』が製作され、2015年には、巨大ワニのパニック映画『U.M.A レイク・プラシッド』シリーズとクロスオーバーした『アナコンダ vs. 殺人クロコダイル』も発表された。

本作で監督・脚本を務めたのは、ニコラス・ケイジ主演『マッシブ・タレント』(2022)のトム・ゴーミガン。共同脚本は『マッシブ・タレント』ケヴィン・エッテンが担当した。米配給はシリーズ過去作と同じくソニー・ピクチャーズ。

映画『アナコンダ(原題)』は2025年12月25日に米国公開。日本公開は未定。

Source: Rotten Tomatoes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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