【映像】アンドリュー・ガーフィールドという男 ─ 『ハクソー・リッジ』主演俳優の”才能”と”努力”

第二次世界大戦が激化する中、「生涯、武器には触らない」という固い決意を貫き、衛生兵として激戦地へと飛び込んだ実在の陸軍兵デズモンド・ドスを描く映画『ハクソー・リッジ』が、2017年6月24日(土)より公開となる。

今回、監督のメル・ギブソンと共演者が、主演のアンドリュー・ガーフィールドについて語った映像を入手した。

『ハクソー・リッジ』で描かれる真の英雄、デズモンド・ドスを映画に投映させるにあたって、アンドリュー・ガーフィールドほど相応しい俳優は見つからないだろう。多くの人にとって「『アメイジン・スパイダーマン』シリーズの」というヒーローのイメージが強いであろうアンドリューは、しかし『沈黙 -サイレンス-』(2017)では信念を貫くクリスチャンを演じきり、人々を圧巻させた。

© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

『ハクソー・リッジ』は、まさに英雄として自らの危険も顧みずに兵士の命を救い続けるデズモンド・ドスの姿が描かれる。鑑賞感がヘヴィな戦争映画は観客にやや覚悟を強いる部分もあるが、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのポップ・カルチャー的背景と、スコセッシ監督作『沈黙 -サイレンス-』のようなシリアスさの二面を繋ぐアンドリュー・ガーフィールド主演だからこそ、『ハクソー・リッジ』は単なる戦争映画の枠に留まらず、より若く、ドラマ性を帯びた豊かな表情を持つ作品となっている。

役者としてのアンドリューの神秘を、メル・ギブソン監督は「彼はなぜか22歳にも32歳にも見える」と表現している。あまりスパイダーマンの話題を挙げるのもどうかとは思うが、”親愛なる隣人”も見事に演じてるアンドリューだけあって、メル・ギブソン監督も「どこにでもいそうな男で、典型的な英雄タイプじゃない。でも内面は違う。信念や信条を持ち、筋が通った人物だ」と評している。このような人物像こそ、監督や観客がデズモンド・ドス役俳優に求める要素だ。メルは続ける。

「この映画は登場人物が重要だから、物語を動かす主人公を務められる俳優が必要だった。並外れた演技力だけじゃないく、映画の要となる役だから、エースになれる俳優じゃないとね。」

「アンドリューは目立たない所で大変な努力をしている」と、上官グローヴァー大尉を演じるサム・ワーシントンはアンドリューの隠れた姿勢を見逃していない。

「真実への探究心と誠実さは実に素晴らしい。キャラクターの芯を理解して発展させることができる。自分とはかけ離れたドスの本質を見事に表現した。見た目だけでなく、話し方や仕草まで真に迫っていてリアルなんだ。彼のような俳優を見るのは楽しい。」

ドスと運命的な出会いをするヒロイン、ドロシー役のテリーサ・パーマーも、「彼は”デズモンド”そのもの」と舌を巻く。

「映画の中の彼を見てるとゾクゾクする。俳優がセリフを言っているとは思えなくて、役柄そのものに見える。」

アンドリューの実力を絶賛するテリーサは、彼と演技を共にすることプレッシャーを感じていたことを隠していない。

「この映画の中で彼は本当に輝いているし、演技力を惜しみなく見せてくれた。だから彼を失望させないよう、精一杯演じたの。彼を見ているだけで面白くて勉強になった。現場が最高の演劇学校だった。」

『沈黙 -サイレンス-』で共演していたオスカー俳優リーアム・ニーソンも、独自のアプローチで役柄になりきるアンドリューの演技スタイルを「デ・ニーロやダニエル・デイ=ルイスのように役になりきる。彼は本物だ」と賞賛。監督と共演者が大絶賛するアンドリューによって力強く紡がれるデズモンド・ドスの物語を、是非劇場で目に焼き付けて欲しい。
映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)より公開。

(文:Naoto Nakatani)

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