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【ネタバレ】『アネット』リアーナが本人役として登場する計画があった ─「〇〇とデュエット予定だった」

アネット
© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano

アダム・ドライバー&マリオン・コティヤール共演、『ホーリー・モーターズ』(2012)などのレオス・カラックスによるダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』がついに日本公開を迎えた。監督が来日を果たすなど早くも大きな盛り上がりを見せている本作には、シンガーソングライターのリアーナが出演する計画が存在していたという。

この記事には、『アネット』のネタバレが含まれています。

35年間で発表した⻑編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきたカラックス。最新作『アネット』は、『ホーリー・モーターズ』以来の作品であり、初となる英語作品だ。アメリカ・ロサンゼルスを舞台に、スタンダップ・コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)、世界的オペラ・シンガーのアン(マリオン・コティヤール)、そしてふたりの間に生まれたアネットによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられる。

一体、リアーナは何役として登場する予定だったのだろうか。USA Todayのインタビューにてカラックス監督は、「彼女のために特別に書かれた小さな役がありました」としながら、「リアーナ役を演じるはずだったんです」とまさかの本人役として計画していたことを明かしている。

本作では、アネット役として人間の俳優を起用するのではなく、パペット・人形が代わりに使用された。アネットは母親から歌の才能を受け継いでおり、その美声で幼いながらも世界中を魅了していく。カラックス監督いわく、そんなアネットとリアーナのデュエットシーンが計画されていたという。「“ベビー・アネット”が有名になったとき、そのパペットとリアーナがデュエットすることになっていました。ただリアーナはその子に注目が奪われる気持ちになるんです」。

リアーナは最終的に出演しなかった。もっとも、製作側は彼女の代役を探すのではなく、このシーンそのものをカットする決断に至ったとのことだ。ちなみにリアーナは歌手だけでなく役者としても活動しており、『オーシャンズ8 』(2018)にも出演していた。

『アネット』は公開中。

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Source: USA Today

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。