ドラマ「24」、ゲーム『The Last of Us』アニー・ワーシングが45歳で逝去

「24 TWENTY FOUR」シーズン7・8のルネ・ウォーカー役で知られ、ゲーム『The Last of Us』でテスの声を担当したアニー・ワーシングが、2023年1月29日(米国時間)に45歳の若さで逝去した。
米Deadlineが担当者に確認にしたところによると、ワーシングは2020年にがんを診断されて以来、闘病していたとのこと。病を宣告された後もワーシングは仕事を続け、「スター・トレック:ピカード」シーズン2ではボーグ・クイーン役を演じ、警官コメディドラマ「ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?」シーズン2では重要な役を担った。
1977年3月28日に米ミズーリ州セントルイス で生まれたワーシングは、2002年に米国で放送された「スター・トレック エンタープライズ」のエピソードでデビュー。代表作には、「24」やAmazon Prime Videoの刑事ドラマ「BOSCH/ボッシュ」、「マーベル ランナウェイズ」などがあり、「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」、「コード・ブラック 生と死の間で」、「タイムレス」など数多くの人気ドラマシリーズにゲストとして登場。主にドラマ界を拠点に、悪役からコミカルな役まで幅広い役柄を演じた。
Just found out my dear friend, Annie Wersching, passed away. We just lost a beautiful artist and human being. My heart is shattered. Thoughts are with her loved ones.
There’s a go fund me set up for her family: https://t.co/dhvk6uOvZV
— Neil Druckmann (@Neil_Druckmann) January 29, 2023
ワーシングの訃報を受け、ゲーム『The Last of Us』を手がけ、ドラマ版でも監督・脚本・製作総指揮を務めるニール・ドラックマンはTwitterに追悼の意を投稿。「私の親愛なる友人、アニー・ワーシングが亡くなったことを知りました。美しきアーティストである人を失い、心が打ち砕かれています。彼女を愛する人たちにお悔やみを申し上げます」と悲しみを伝え、ワーシングが遺した3人の幼い息子たちのために、友人が設立したGo Fund Meへの献金も紹介している。
また、「24」で監督・製作総指揮を務めたジョン・カッサーもワーシングに弔辞を贈っている。「私の心は数えきれないほどの破片に、バラバラに壊れています。アニーは大きなハートと、つい釣られてしまう笑顔で私の世界に現れました。その才能に私は息を呑み、アニーは単なる仕事仲間以上の存在となり、私や私の家族、そして彼女と一緒に仕事をしたすべてのキャストとクルーにとって、真の友人となったのです。彼女は、彼ら、そして彼女がいつも時間を見つけて交流していたファンから、心から惜しまれることでしょう。アニー……寂しくなるよ。君は足跡を残し、そのおかげで私たちは向上できるのです」。

心からご冥福をお祈りします。
Source:Deadline