マッツ・ミケルセンがひたすら酒を飲みまくる『アナザーラウンド』9月公開決定

マッツ・ミケルセン主演、アカデミー賞で国際長編映画賞・監督賞にも選出されている映画『Another Round(英題)』が、『アナザーラウンド』という邦題で、2021年9月3日より全国公開されることが決定した。あわせて、ティザービジュアルが到着している。
『アナザーラウンド』は、カンヌ国際映画祭に選出され、世界中の映画賞で受賞を果たしている話題作。マッツ・ミケルセン演じる冴えない高校教師とその同僚3人は、ノルウェー人哲学者の「血中アルコール濃度を一定の度合い保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため、とんでもない実験に取り組むことに。
仕事中でもお構いなしに酒を飲み常に酔った状態を保つと、授業も楽しく、生き生きとしたものになっていき、生徒たちとの関係性も良好になっていく。同僚たちもゆっくりと確実に人生がいい方向に向かっていった。しかし、実験が進むにつれ、だんだんと制御不能になり……。
監督を務めたのは、トマス・ヴィンターベア。マッツ・ミケルセンがカンヌ国際映画祭男優賞に輝き、アカデミー賞外国語映画賞にも選出された『偽りなき者』(2012)を手掛けたことでも知られる監督だ。『偽りなき者』からは共演者として、トマス・ボー・ラーセンとラース・ランゼも出演しており、そこにマグナス・ミランが新たに参加。さらに脚本にも同作を手掛けたトビアス・リンホルムが、監督と共に担当している。
公開されたティザービジュアルでは、ワイン、シャンパン、カクテルなどと共に食事を楽しむ4人の姿が切り取られている。余裕すら感じる大人の男たちのようにも見えるが、この時の彼らの血中アルコール濃度はいかに。果たして彼らの進む先は破滅か、それとも飛躍か。笑って、呆れて、涙ける、愛すべき映画が誕生した。

映画『アナザーラウンド』は、2021年9月3日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開。