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パラドックス・スリラー『アンテベラム』11月5日公開決定、予告編&場面写真が一挙到着 ─ 『ゲット・アウト』製作者の新たな挑戦

アンテベラム
©2020 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)のショーン・マッキトリック製作、ジャネール・モネイ主演のパラドックス・スリラー、『アンテベラム』の日本公開日が2021年11月5日(金)に決定した(TOHOシネマズ シャンテのみ11月7日より公開)。あわせて、予告編&場面写真が一挙公開されている。

博士号を持つ社会学者で、人気作家でもあるヴェロニカ(ジャネール・モネイ)は、愛する夫、幼い娘との幸せな家庭を築いていた。ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、その日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらむ悪夢へと反転した。一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデンは、とある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行する……。

予告編は、ヴェロニカが夫・娘との幸せな時間を過ごすさまや、大勢の聴衆から喝采を受ける様子から始まる。しかし、長い廊下に一人たたずむ不気味な少女のカットから雰囲気は一変。「お前の自由は我々のものだ」という言葉とともにヴェロニカは襲われ、次の瞬間、まったく異なる舞台に映像は切り替わる。緑あふれる綿花畑に立ち尽くすエデンや、女性たちが力なく空を見上げ、鎖に繋がれたまま歩かされる様子、また黒人男性が綿花を燃やす姿からは、これが黒人奴隷たちの状況であることが推測できる。エデンの「今夜ここを出ていく」というセリフをきっかけに、暴力描写やヴェロニカの日常、意味深なカットが交錯し、最後は馬で駆けながら咆哮するエデンの鬼気迫る表情で締めくくられている。

主演は『ムーンライト』(2016)『ドリーム』で絶賛された、グラミー賞の常連者でもある女優・歌手のジャネール・モネイ。恐怖のパラドックスから脱出を図る、ヴェロニカとエデンの二役を見事に演じ分けた。監督・脚本はジェラルド・ブッシュ&クリストファー・レンツ。人種差別問題などに関する公共広告やドキュメンタリーを製作してきた新鋭コンビが、人種や政治の分断を題材に、スリラーの常識を破壊する問題作を完成させた。

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映画『アンテベラム』は2021年11月5日(金) 全国ロードショー。(※TOHOシネマズ シャンテのみ11月7日より)

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THE RIVER編集部THE RIVER

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