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「ホワット・イフ…?」声優のMVPはアントマン役ポール・ラッド ─ MCU俳優陣、ノリノリで収録に臨む

ポール・ラッド
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14776139936/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のアニメーション作品「ホワット・イフ…?」には、これまでMCUに出演してきた豪華キャストが声優として登場する。米Entertainment Weeklyでは、製作のキーパーソンが“シリーズのMVP”を明かしつつ、レコーディングを振り返った。

脚本家のA・C・ブラッドリーが、シリーズを通して“MVP”に挙げたのは、アントマン/スコット・ラング役のポール・ラッド。現時点でスコットがどのような“もしも”を担うのかは明らかになっていないが、ブラッドリーいわく「だいたい3時間くらいの収録でしたが、優秀賞をかっさらっていきました」というほどの演技を見せているらしい。「いかにポール・ラッドがおもしろいかという話です。もはや彼は演技をしてなかったと思う」とも言われているが、はたしてどんな役どころなのか?

惜しくもラッドに敗れたのが、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンと、マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズになるだろうか。ブラッドリーは二人の名前を挙げつつ、ラッドの登場で「サミュエルは2位になった」と言っているのである。どうやら「ホワット・イフ…?」でも、フューリー&ヒルは揃って登場することになる模様。今後の出番に期待しよう。

ホワット・イフ…?
(C)2021 Marvel

本作は“映画ではやれないことをやる”というコンセプトで製作されているため、キャスト陣も新たな体験を楽しんでいるそう。ブラッドリーは「“なにこれ、変な話。こんなの映画でやったことないよ”と言われるのが一番の褒め言葉」だと言い、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタンが「映画ではジョークなんて言えないけど、本当にやっていいの?」と口にしたエピソードを明かした。また、エリック・キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンは「ティ・チャラとキルモンガーの両方に忠実でありつつ、ストーリーを新しい方向性に進めてくれた」そう。ある意味では、役者の演技アプローチが映画以上にくっきりと表れるシリーズになるのかもしれない。

ちなみに監督のブライアン・アンドリュースは、俳優陣のリアクションについて「最初は疑問を持つ方もいらっしゃいますが、最後には深く掘り下げ、自由に遊んでくださいますし、新しいことをやってくださることもあります」と語った。「いったん最後まで録ると、誰もが楽しんでくださいます。“なんでこんなことを?”という感じの方もいましたが、最後には“これはいいね”と」

マーベル・スタジオのオリジナルアニメーションシリーズ「ホワット・イフ…?」はディズニープラスにて独占配信中。

Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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