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『地獄の黙示録 ファイナル・カット』予告編、ザ・ドアーズ「The End」流れるWeb限定版 ─ 再編集&デジタル復元を経た最終版、IMAXに上陸

地獄の黙示録 ファイナル・カット
(C)2019 ZOETROPE CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、傑作戦争映画『地獄の黙示録』(1979)を再編集し、さらに新たなデジタル修復が施された最終版『地獄の黙示録 ファイナル・カット』が2020年2月28日(金)より全国のIMAXシアターにて期間限定上映される。このたび、ザ・ドアーズの楽曲「The End」が使用されたWeb限定予告編が到着した。

1960年代末、ベトナム戦争が激化する中、アメリカ陸軍のウィラード大尉は軍の上層部から特殊任務を命じられる。それは、カンボジア奥地のジャングルで、軍規を無視して自らの王国を築いているカーツ大佐を暗殺せよという指令だった。ウィラードは4人の部下と共に、哨戒艇でヌン川をさかのぼる……。

Web限定となる予告編映像は、ヘリコプターの音が印象的なオープニングシーンから、ハリソン・フォード演じるルーカス大佐が暗殺の指令を下すシーンへと続き、ナパーム弾投下の後、ロバート・デュヴァル演じるキルゴア中佐の名セリフ「朝のナパームは格別だ」が登場。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」にのせて、迫力ある戦闘シーンが収められている。

さらに後半は、本作で最も象徴的な楽曲であるザ・ドアーズの「The End」を音楽としてカーツの“王国”が描かれる。マーロン・ブランド演じるカーツ大佐とマーティン・シーン演じるウィラード大尉の「君は殺し屋か?」「軍人です」とのやり取りが登場し、ウィラード大尉が沼から顔を出す有名なシーンと、カーツ大佐の「地獄だ。地獄の恐怖だ」との言葉で締めくくられている。

地獄の黙示録 ファイナル・カット
(C)2019 ZOETROPE CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

ベトナム戦争の闇を壮大なスケールで描いた『地獄の黙示録』は、1979年に「劇場公開版」が発表され、2001年には「特別完全版」が製作された。このたびの『ファイナル・カット』は、コッポラが“自分が真に気に入るバージョンを作りたい”との意向で本編の再編集した、劇場公開版より30分長く、特別完全版より20分短いバージョンだ。映像は撮影時のオリジナル・ネガフィルムを、音声は劇場公開版のプリントマスターを使用。独自のIMAX® DMR(Digital Media Remastering)技術でデジタルリマスターされ、コッポラが長年望んでいた没入感や臨場感が実現した。

『地獄の黙示録』にはマーロン・ブランド、マーティン・シーン、ロバート・デュヴァル、ローレンス・フィッシュバーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパーら豪華キャストが出演。製作費は約90億円にまで膨れ上がり、コッポラが『ゴッドファーザー』の成功で得た私財を投じて完成させた一作だ。カンヌ映画祭でパルム・ドール、アカデミー賞®で撮影賞・音響賞を受賞し、80年代にベトナム戦争映画が多く作られる先駆けとなった。世界の映画監督358人が選ぶ[オールタイム・ベスト50]では第6位にランクインしている。

映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』は、2020年2月28日(金)より全国IMAXにて期間限定上映

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THE RIVER編集部THE RIVER

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