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『アクアマン』世界興収、DC映画史上最高記録を樹立 ─ 『ダークナイト ライジング』超える

アクアマン
© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics

映画『アクアマン』が、全世界興行収入において、DCコミックス原作映画の史上最高記録を樹立した

Box Office Mojoによると、『アクアマン』の全世界興行収入は2019年1月27日(米国時間)時点で10億9,075万4,074ドルに到達。これまでDC映画の世界興収記録でトップの座を占めていた、『ダークナイト ライジング』(2012)の10億8,493万9,099ドルを抜いて記録更新となった。したがって、ここから先は“最高記録の数字をどこまで伸ばせるか”という局面に入っていくこととなる。

2018年12月7日の中国公開以来、『アクアマン』が特徴的だったのは、米国での成績以上に海外での成績が非常に優れていたことだ。いまやアメリカに次ぐ巨大市場となった中国では、公開後わずか4日間で国内興収1億ドルを突破。主に中国が全世界の『アクアマン』人気を牽引する形で、米国公開以前に海外興収は2億6,000万ドルを超えていたのである。

こうした傾向はDC映画としての新記録を打ち立てた現在でも変わっておらず、1月27日時点で『アクアマン』の米国興収は3億1,655万4,074ドル、海外興収はその約2.5倍にあたる7億7,420万ドルとなっている。『アクアマン』が世界でこれほどの人気を獲得することは、かつて誰にも予想できなかったことだろう。

本作の世界興収が10億ドルを突破した2019年1月中旬、監督のジェームズ・ワンは声明を発表。主人公アーサー・カリー/アクアマン役のジェイソン・モモアをはじめとするキャストやスタッフ、そして全世界のファンに対する感謝の言葉を記していた。このたびの新記録樹立に際しては、監督やモモアに先がけて、オーム役のパトリック・ウィルソンがTwitterに祝福のメッセージを投稿している。

「『アクアマン』のDC映画史上最高興収を祝して、キング・オームの“30 years challenge”をお見せします。高校時代の写真をくれた古い友人、ゲイブ・ミラーに感謝します。」

なお米ワーナー・ブラザースは、すでに『アクアマン』の続編企画を進行中。スタジオ側はワン監督の復帰を目指しており、企画の開発をワン監督が統括する方針だ。完成した脚本を確認してから、ワン監督は続編への就任について決定することになるという。

映画『アクアマン』は2019年2月8日(金)全国ロードショー

『アクアマン』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/

Source: Box Office Mojo

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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