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『アクアマン』ジェイソン・モモア、撮影現場で「泣く・怒る・はしゃぐ・謝る」の大忙しだった

アクアマン
(C) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved “TM & cDC Comics”

いま、ハリウッドで最も豪快なスターといえば『アクアマン』ジェイソン・モモアだろう。「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)のカール・ドロゴ役で見せたワイルドなイメージは、実は本人がそのまま持っているもの。SNSではその豪快なプライベートな様子も伝わってくるのだが、それは映画の撮影現場でも同じだったようだ。

モモア本人や『アクアマン』関係者による証言からは、モモアがいかに感情の赴くままに、奔放に日々の撮影を過ごしていたかが伝わってくる。とにかく泣いたり、怒ったり、謝ったり、子どものように大忙しなのだ。

ジェイソン・モモア
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36070022361/

「しょっちゅう泣いてました」

『アクアマン』米国公開当時のインタビューで、モモアは「現場で一番大騒ぎしてたのは僕です」と認めている。なにしろエモーショナルなシーンを撮っていると、感情がたかぶって泣いてしまっていたというのだ。

「しょっちゅう泣いてました。僕は母親一人に育てられたんで、自分の感情が入りすぎちゃって。」

モモアの父親はハワイ原住民の家系で、母親はアイルランド・ドイツ・アメリカの血統だという。モモア少年は幼いころ、ハワイを離れ、母親と二人でアメリカ・アイオワ州に移り住んだ。こうした過去も、モモアが主人公アーサー・カリーの境遇に自分を重ねる大きな理由となったようだ。アーサーの父親は人間、母親はアトランティスの女王なのである。

アクアマン
(C) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved “TM & cDC Comics”

「アーサーが(人間とアトランティス人の)ハーフなのがすごくいいですよね。すごく共感します。僕はハワイで生まれて、アイオワで育ったので。彼もアトランティスとハワイの両方にルーツがあるけど、どちらにもきちんと認めてもらえてないって感じてるんです。」

ちなみにモモアは「これからもこんなふうに演じていくわけじゃないですよ!ちゃんとやれますから」と弁明している。「(今回は)デカくてどうしようもないヤツになっちゃったってだけで!」。

ワイヤー相手に怒り、演技の中でも怒る

モモアを苦しめ、そして今度は怒らせたのが、水中シーンのワイヤーを用いた撮影だった。海の中を登場人物が泳いでいるシーンの撮影では、俳優たちがワイヤーで宙吊りにされ、空中で泳いでいる演技をしていたのだ。もちろん背景はすべてブルースクリーンで、映画に登場する海底の風景はCGで描かれたものとなっている。

ジェームズ・ワン監督によれば、スムーズな演技を実現するために技術チームが開発した装置は、俳優の股の間に装置を通すことで、腰の位置から俳優を吊り上げるというもの。「映画に欠かせないものだった」というが、股の部分に圧力がかかるために「出演者にとって快適とはいえない」構造だったという。

特に、モモアはこの装置があまり好きではなかったそう。モモア本人は撮影当時、スタッフ相手に空中から不満をぶちまけていたことを明かしている。「僕は240ポンド(約108キロ)あるんですよ。“タマの感覚がない!降ろしてくれ!外してくれ!”って」。ちなみにワン監督によれば、撮影中、モモアは監督に「しばらく子どもが作れなくなっちゃうよ…」としばしば漏らしていたという。なんというエピソードか。

アクアマン
(C) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved “TM & cDC Comics”

なお、モモアは演技の中でもついつい怒りすぎてしまい、「ゲーム・オブ・スローンズ」カール・ドロゴ役を彷彿とさせる芝居になってしまったことがあったそう。これに対してワン監督が「ちょっと怒りを出しすぎだよ…」とたしなめることもあったそうだが、それはまた別のお話。こちらの記事をお確かめいただければ幸いである。

モモアマン、ついつい怒りすぎる

はしゃいだり、謝ったり

それにしてもジェイソン・モモア、撮影中のエピソードが豊富すぎる。なんでもモモアは撮影中、アクアマンとして体型と筋肉をベストな状態にキープしておくため、厳しいダイエットにも臨んでいたそう。これを知りながら、モモアにワインやチーズを薦めまくっていたのがメラ役のアンバー・ハードだった。

とても仲良くなったという二人は、撮影の合間にお互いをイジり倒したり、いたずらを仕掛けたりしていたとか。たとえば、モモアは撮影のためにサイズの合わないブーツを履かなければならなかったというが、これまたアンバーは構うことなく笑っていたとのこと。仕返しのため、モモアはアンバーが現場で読んでいた本のラスト10ページを切り取ってしまったという。

さらに、アクション俳優の大先輩であるドルフ・ラングレンもモモアとのエピソードを語っている。モモアとラングレンが初めて会った際、すでにラングレンは、撮影のためネレウス王の衣装とメイクに身を包んでいたのだそう。すると、モモアは目の前にいるのがラングレンだとまったく気づかなかったというのだ。

「“やあ、ジェイソン”と声をかけたら、“どうも、よろしく”と言われて。あとになって彼が僕の控え室に駆け込んできて、“すみません、気づいてませんでした!”って。」

あまりにも自由で、あまりにも素直で、あまりにも飾らない。それがモモアが多くのファンから愛されている理由のひとつだろう。そして、その豪快さは演技にもストレートに反映されている。スクリーンで感情豊かに暴れまわるアーサー・カリー/アクアマンを一目見れば、これぞモモアにしか演じられないアクアマンであろうと、きっと誰もが確信するはずだ。

映画『アクアマン』は2019年2月8日(金)より全国の映画館にて公開中

『アクアマン』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/

Sources: Mirror, USA Today, Variety, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条として、海外の映画・ドラマを中心に執筆しています。日本国内の映画やアニメーションも大好きです。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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