『ジャスティス・リーグ』アクアマンが『マン・オブ・スティール』でスーパーマンを助けていた説、立証される

映画『ジャスティス・リーグ』にて初の本格登場を果たすアクアマンが、実はスーパーマンの出生を描く2013年の映画『マン・オブ・スティール』で既にスーパーマンことクラーク・ケントと出会っていたという「説」が立証されたようだ。どういうことか観てみよう。
アクアマン『マン・オブ・スティール』で海中のクラークを救出していた
映画『マン・オブ・スティール』序盤、漁師の新入りとして身を潜めていたクラーク・ケント。ある日の海上作業中、近くの石油採掘プラットフォームが爆発事故を起こしたことを知ったクラークは、人知れず現場に飛び、燃えさかる内部の作業員の救出にあたっていた。しかしプラットフォームの崩壊は免れず、クラークは倒壊するプラットフォームと共に海に沈められてしまう。
ところが海中で気絶したクラークが目を覚ますと、海面近くではクジラの親子がゆっくりと泳いでいる。次の場面では、ずぶ濡れで陸に戻ったそのままのクラークが近くの民家から衣類をこっそり盗む様子が描かれていた。
このシークエンスについて、ファンの間では「アクアマンがクラークを助けたのではないか」という説が囁かれていた。なぜなら、結局のところ海中に沈むクラークは炎上倒壊した石油プラットフォームの処理が出来ぬまま気絶していたのに、目を覚ますと全てが収束しており、クジラまで泳いでいる。沈みゆくクラークを持ち上げてくれたのは、”海神”アクアマンの活躍に他ならないというものだ。
2014年9月時点では、The Wrapのレポーターが「海中の動物と対話ができるアクアマンがあのクジラを遣わせたんだよ。クジラがクラークを海面近くまで持ち上げてくれていたんだ」と語っており、ファンの間では『マン・オブ・スティール』時から(当時)未だ観ぬアクアマンが存在するというロマンは歓迎的なものとして語られていた。
アクアマン役ジェイソン・モモアが真相語る
そしてこの度公開を迎える『ジャスティス・リーグ』で初の本格登場を果たすアクアマンを演じるジェイソン・モモアその人が、この「説」の裏付けを語ってくれたのだ。DCの公式プログラムDC All Accessのインタビューに答えたジェイソン・モモアは、「ザック・スナイダー監督から伝えられた」話として、以下のように語っている。
「『マン・オブ・スティール』でヘンリー(・カヴィル、=スーパーマン)が石油プラットフォームにいた場面で、彼はプラットフォームを持ち上げようとして、次の場面では海から出ていたでしょう。海から浮かび上がったみたいでしたよね。あれは、アクアマンが彼を助けていたんだって。だからあの時点でアクアマンとスーパーマンは出会っていたということ。ブルースに”スーパーマンって聞いたことあるか?”って聞かれても、知ってたというわけだよ。もう出会っていたんだ。」
DC映画シリーズは現時点でさほど作品数は多くないものの、既に様々な形でクロスオーバーが実現している点もお楽しみのひとつだ。『ジャスティス・リーグ』では、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でわずかに登場するばかりだったアクアマンことアーサー・カリーが本格登場し、バットマン、ワンダーウーマン、サイボーグ、フラッシュとチームを結成し未曾有の悪に立ち向かう。その存在は、『マン・オブ・スティール』の時点ですでに示唆されていたというロマンに思いを馳せながら、どうぞ『ジャスティス・リーグ』アクアマンの活躍をお楽しみ頂きたい。
映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日公開。
Eyecatch Image:ジャスティス・リーグ/ アクアマン 1/10 アートスケール スタチュー
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