『アクアマン』続編、メラ役降板ニュースをアンバー・ハード側が否定 ─ 米ゴシップサイトの報道、「無神経」と代理人が憤り

DCコミックスの『アクアマン』シリーズ最新作『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題:Aquaman and the Lost Kingdom)』よりメラ役のアンバー・ハードが降板し、代役が起用されるという米ゴシップサイトの報道を、ハードの代理人が否定した。
『アクアマン』続編におけるハードの立ち位置は、度々話題となっていた。2022年5月中旬、元夫ジョニー・デップとの間で繰り広げていた名誉毀損裁判の証言台に立ったハードは、『アクアマン』続編での出演パートについて当初の予定から減らされたと主張。その約1週間後、裁判の証人としてDC映画フランチャイズを統括するウォルター・ハマダ氏が召喚されると、同氏は主演のジェイソン・モモアとの「化学反応の欠如」を理由にハードの代役の検討を行っていた事実は認めたものの、出番カットに関する主張は否定していた。
こうした経緯の中、ハリウッドのゴシップなどを扱うサイトJustjaredが、最新の投稿で「ワーナー・ブラザースが映画の試写後、アンバー・ハードのリキャストを決定した」と報道。情報筋から得た情報として、今後メラ役の後任俳優も起用されるとも記した。この直後、米Varietyはハードの降板報道を否定。ハード側の代理人から以下のようなコメントを入手したという。
「有害な噂が、“1日目”から広まり続けてきました。これは誤りかつ無神経であり、まったくどうかしているとしか思えません。」
この後、Justjaredはアップデート情報として、「アンバーは完全には映画からカットされていません。それでも役割は小さいようです」と記し、自らの報道を覆す形となった。その一方、同サイトは「アンバーがリキャストされることになると主張する他の情報筋もいる」とも続けている。
2022年6月上旬、ハードはデップとの名誉毀損裁判に敗訴。損害賠償として、1,000万ドル(約13.5億円)の支払い命令を下された。約1週間後には、閉廷後初となる公の場にハードが姿を見せ、米NBC Newsとのインタビューに応じていた。SNS上では、勝訴したデップを擁護し、敗訴したハードを非難する論調が形成されていたが、これにハードは「理解できます」と述べる一方、「ソーシャルメディア(の論調)が公平だったと言えるでしょうか?」と疑問も投げかけた。
映画『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題:Aquaman and the Lost Kingdom)』は2022年12月16日に米国公開予定。
Source: Justjared,Variety,NBC New