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DC映画『アクアマン』予告編は「まだ準備できてない」 ― 監督、VFXにこだわり示す

ジャスティス・リーグ
© JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

2018年、ワーナー・ブラザース&DCコミックスは“小休止”の期間となる。
映画『ジャスティス・リーグ』(2017)を経て、次なる作品はアーサー・カリー/アクアマンを主人公とする単独映画『アクアマン(原題:Aquaman)』。米国公開は2018年12月を予定、日本での公開時期は未だ発表されていない。

そんな中、熱心なコミック映画ファンは『アクアマン』の予告編を今か今かと待ちわびている状況だ。なにせ大作映画のプロモーションは相当早くから行われることが珍しくなく、まもなく4月になろうという現在、予告編が登場しても不思議ではない。現にファンの間では、予告編が3月24・25日ごろに公開されるという噂もあった。
しかし本作を手がけるジェームズ・ワン監督は、これらの噂を一蹴。まだ予告編が公開できる時期ではないとして、製作作業の現状を報告している。

『アクアマン』監督、VFX作業にこだわり見せる

『ソウ』『死霊館』というスリラー/ホラー映画の2大シリーズを仕掛けたワン監督は、そのエンターテインメント精神を『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)で存分に開花させる。全編が海を舞台に展開するという『アクアマン』は、ふんだんにCG/VFXを取り入れた初めてのヒーロー映画だ。その予告編公開に向けて、監督はVFXに並々ならぬこだわりを見せているようだ。

予告編にまつわる噂を知っていたらしいワン監督は、Twitterにて「いつもインターネットの雑音は(特に出まかせの妨害は)無視しようと努めていますが」と前置きして、噂されていた予告編の公開予定が実際のものではなかったことを明らかにしている。予告編をまだ公開できない理由、それはワン監督自身にあるというのだ。

「単純に、(予告編を)公開する準備がまだできていません。この映画にはVFXがぎっしり詰まっていて、作業はウミウシのようにゆっくり、じっくり進んでいるんです。予告編用のショットであっても時間がかかりますし、出来が悪いと思われるかもしれないものを公開するのはイヤですからね。海面では特に何も起こっていないように見えるのはわかっています。でも保証しましょう、水面下ではノンストップで作業をしているんです。」

やたらと海っぽい言い回しで現状報告してくれたワン監督、ツイートの最後には「チャンスがあれば海がらみの言葉を使っていくつもり」とやる気満々だ。出演者の一人、ドルフ・ラングレンによれば本作は再撮影も進行している(2018年3月25日時点※現地時間)ということで、完成に向けて着々と作業は進められているのだろう。

ところで気になるのは、それでは『アクアマン』の予告編はいつ公開されるのかということである。ヒーロー映画という点でいえば、おそらく絶好の機会は約1ヶ月後に劇場公開を控えた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)だと思われるが、ワン監督が納得するだけのVFXがそれまでに仕上がるかどうか……。

映画『アクアマン』は2018年12月21日に米国公開予定
なおアクアマンが本格登場を果たした映画『ジャスティス・リーグ』のブルーレイ&DVDは現在発売中だ。

Source: James Wan, Comicbook.com
© JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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