Menu
(0)

Search

アリアナ・グランデ新曲「positions」MVリリース ─ アリアナが女性大統領演じる

アリアナ・グランデ
Photo by Dave Meyers

アリアナ・グランデがニューシングル「Positions」とそのミュージック・ビデオを同時にリリースした。アメリカでのiTunesでは配信から1時間もたたずに総合1位を獲得している。

約3分間のミュージック・ビデオの冒頭は、米・ホワイトハウスの外観から始まる。そして日中にその建物内で議員たちがテーブルを囲み会議を行っているシーンから始まり、夜になるとキッチンで料理をしたり、ベッドでくつろぐといったシーンに切り替わる。

日中は、女性大統領としての重大な役務を抱え多忙な一日を過ごした後、夜は一人の女性としてのプライベートな時間を描いている。

フェミニストとしても知られているアリアナ・グランデ。“立ち位置”を意味する「Positions」という楽曲を通して、“いち女性としての社会的立ち位置”の確立の重要性や、ビデオのシーンが公私で切り替わる度に映像が“逆さ”になるこ演出には、“男性と女性の不均衡の逆転”や“アメリカや世界に根強く残る性差別の逆転”を暗に示していると考えることもできる。

アリアナ・グランデ
Photo by Dave Meyers

政治にも強い関心を持ち、“若者こそが、選挙権を通して意思表示をすることの重要性”を日々自身のSNSやライヴ会場などで訴え続けているアリアナ。2020年11月3日に行われる米・大統領選挙まで残り2週間を切った今、この楽曲、そしてビデオを公開したことには大きな意味がありそうだ。また、ミュージック・ビデオにはいまだに一人も女性の米・大統領が出ていないことについてのメッセージが込められているのだと考えることもできる。

一方で、ミュージック・ビデオにはアリアナが愛する実の母(ジョアン・グランデ)が登場するシーンやアリアナやその他女性議員たちのファッションなども同時にお楽しみ頂きたい。観れば観るほど、新しい発見がありそうなビデオだ。

アリアナ・グランデ

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

Tags