『進撃の巨人』ハリウッド映画化決定、『IT/イット』監督が就任へ ― 米報道

「別冊少年マガジン」(講談社刊)連載、諌山創による人気漫画作品『進撃の巨人』がハリウッドにて実写映画化される。2018年10月29日(現地時間)、米Varietyが報じた。
今回の報道によれば、ハリウッド版『進撃の巨人』を製作するのは米ワーナー・ブラザース。講談社とワーナーはすでに契約を締結したと伝えられており、監督には『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のアンディ・ムスキエティが就任するという。
2009年から連載が開始された『進撃の巨人』は、ある日突然出現した「巨人」によって生活を脅かされた人類が、生存のために巨大な壁に囲まれた世界で生きていく物語。超大型巨人の襲撃によって壁は破壊され、平穏な日々は終わりを告げる。兵士たちは人類を守るため、世界の真実を知るために壁の外へと飛び出していく……。
日本のみならず世界で大きな人気を獲得している本作は、2013年からテレビアニメシリーズ化されているほか、実写映画版『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)も製作されるなど、各方面でメディア展開が継続的に実施されている。
ハリウッド版『進撃の巨人』でプロデューサーを担当するのは、『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのデヴィッド・ハイマン、Netflix映画『Death Note/デスノート』(2017)で製作を担当したマシ・オカのほか、アンディ監督の姉で『IT/イット』を手がけたバーバラ・ムスキエティ。なお、このたびVarietyが伝えているのは本作の実写映画化および監督&プロデューサーの名前のみで、そのほかの情報はわかっていない。
アンディ・ムスキエティ監督は長編デビュー作『MAMA』(2013)で注目されたのち、スティーヴン・キングの同名ホラー小説を映画化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が大ヒット、映画ファンや批評家にも高く評価された。現在は同作の続編『It: Chapter Two(原題)』(2019)の製作中で、実写版『進撃の巨人』は映画としては次回作になるとみられる。“殺人ピエロ”ペニーワイズで世界を震撼させたアンディ監督が、さらにスケールの大きい恐怖に挑む…!
ハリウッド実写映画版『進撃の巨人』の撮影時期・公開時期は不明。キャスティングも気になるところだ。
Source: Variety