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ジュード・ロウ&タイカ・ワイティティ監督の新作ドラマ、正式に始動 ─ 「キワモノのホラーコメディ」「華やかなロマンス」「ギリギリの風刺劇」

タイカ・ワイティティ ジュード・ロウ
[左]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/ [右]Photo by THE RIVER Remixed by THE RIVER

『キャプテン・マーベル』(2019)『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)のジュード・ロウ、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)『ジョジョ・ラビット』(2019)のタイカ・ワイティティ監督が初めてのタッグを組むドラマ「The Auteur(原題)」の企画が正式に始動していることがわかった。製作・放送を担当する米Showtimeが発表した。

報道によると、本作は1話30分のシリーズとして企画の開発が進められており、既報の通り、ジュードが主演、タイカが監督を務め、脚本には新鋭作家ピーター・ウォーレンが就任した。先日、契約交渉中との報道がなされたばかりだが、三者は無事に局側との締結を済ませたようだ。Showtimeはテレビシリーズ化を見越して、すでに複数話の脚本を発注しているという。

リック・スピアーズ、ジェームズ・キャラハン、ルイージ・アンダーソンによる同名コミックをドラマ化する『The Auteur』は、「キワモノのホラーコメディ」とも、「ひねりの効いた華やかなロマンス」とも、「ギリギリの風刺劇」とも形容されている。ジュードが演じるのは大失敗を経験した映画プロデューサーで、傑作ホラー映画を作ろうと懸命になるも、たまたま撮影現場の舞台裏に連続殺人鬼が現れてしまうという役柄だ。

Showtime幹部のエイミー・イスラエル氏は、『The Auteur』について「極めて独創的なタイカ・ワイティティ、トゲのあるウィットを持つピーター・ウォーレン、そして申し分のないジュード・ロウによる、映画に対する血まみれのラブレター」とコメント。「死ぬほど大笑いさせつつ、同時に死に物狂いで逃げ出したくなる」作品になると早くも自信をにじませている。

『Next Goal Wins(原題)』や『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』などの新作映画や多数のプロジェクトを抱えるタイカは、ひとまずパイロット版(第1話)の監督を手がける予定。その後のエピソードに再び登板するかどうかは、多忙を極めるスケジュールがどうなるかにかかっているという。タイカによるホラーコメディといえば、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)が記憶に新しい。『ジョジョ・ラビット』でも炸裂した、チクリと鋭く、しかもオフビートなユーモアで、今度は何を笑いのめすのか。

製作総指揮にはジュード&タイカ&ピーターの3名をはじめ、コミックを手がけたリック&ジェームズが参加。『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010)『アトミック・ブロンド』(2017)のエリック・ギッター、『S.W.A.T.』(2003)のダン・ハルステッドも名を連ねている。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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