アバターにも顔の毛は生えるのか問題、「生えない」と公式解答 ─ ジェイクの家族は人間のDNAを継いでるから「生える」

神秘の星パンドラでの交流や戦いを描く『アバター』シリーズでは、青い肌をもつ大柄な種族、ナヴィ族が登場する。彼らはドレッドのような長い髪を持つものが多いが、肌はツルツルのように見える。眉毛や髭などの顔の毛は生えるのだろうか?
製作陣は、この素朴な疑問にきちんと答えている。プロデューサーのジョン・ランドーは米Comicbook.comからの質問に、「ナヴィの一族には、そういう人もいるでしょうね」とやんわり肯定。「文化的なもの、生物学的なものだと思いますよ。さまざまな民族を取り扱いたいと思っています。そうですね、ナヴィは顔の毛も生える、ということにしましょう」と答えた。
しかしながら、ジェームズ・キャメロン監督の製作会社ライトストーム・エンターテインメントで副社長を務めるジョシュア・イッツォの答えは真逆で、「ノーです」とキッパリ。主人公ジェイク・サリーの家族は眉毛が生えているが、これは彼らがジェイク由来の人間の血を引いているから、特別なのだという。次のように解説している。
「『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でも見られる面白いポイントなのですが、ジェイクには実子と養子がいますね。長男のネテヤムと末っ子のトゥクには母親の面影があります。次男のロアクは、よりジェイクの面影があります。ロアクには4本の指に加えて、アバターとしてのジェイクのような親指がありますからね。それにロアクには眉毛も生えています。しかし、他のふたり、実子の方には生えていません。ネイティリもそうです。
つまり、ジェイクには眉毛が生えているし、ある程度、色々な毛が生えます。なぜなら彼らは生物学上、人間とナヴィ族のDNAが混ざっているからです。
一方、ナヴィ族にはそういう遺伝子はありません。キリは養女ですが、彼女もアバターから生まれたので、眉毛が生えているということです。」
この説明を受けてそれぞれの顔を見ると、眉毛が生えている者、生えていない者がいることがわかる。確かにロアクには眉毛があるが、ネテヤムにはないのだ。
ジェイクはある程度毛が生えるということなので、彼は日々密かにヒゲを剃っているのだろう。その遺伝子を受け継いだ息子ロアクからは、「父さん、顔に毛が生えるんだが」と相談を受けたかもしれない。また、『ウェイ・オブ・ウォーター』に登場したメトカイナ族は、確かに眉毛がない。

人間の眉毛には、額の汗が目に入るのを防ぐ役割がある。眉毛がないということは、彼らの汗腺の仕組みが人間のそれと異なるということだろうか?その謎を解明するため、我々調査隊はパンドラの奥地へと向かった──。
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Source:Comicbook.com