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『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』キャメロン監督やシガニー・ウィーバーら6名来日、ファンとイルカショー鑑賞

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』来日記者会見

ジェームズ・キャメロン、ファンの質問を絶賛

最後に、質問を投稿したTwitter上のファンの中から1名だけ、その場で直接彼らに質問を尋ねることができるコーナーへ。選ばれたファンはキャメロン監督に向けて、「“I see you”というセリフの“see”には視覚するという意味のほか、認識・理解するという意味があると感じています。このセリフには、相手の心の見えない部分も深く見つめるという意味があると私は捉えています。キャメロン監督はこの“I see you”にどのような意味を込められてますか?」と尋ねた。

これを聞いたキャメロン監督は「本当にいい質問です。『アバター』の核の部分を、実に深くご理解されている」と絶賛。その上で、“I see you”のセリフには「繋がり」「共感」を表す意味もあると解説する。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』には異なる種族も登場し、そこで「繋がり」という概念が一層の重要性を帯びてくる。

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映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』来日記者会見

「“I see you”は、あなたが目の前に見えますよ、といったおはよう、くらいのシンプルな意味もありつつ、もっと深い意味も兼ねています。あなたのことを理解しますよ、とか。1作目でもジェイコブがとルーク・マクトに乗って現れた時にネイティリが“I see you”と言いますが、ここでは“あなたのことが理解できるようになったよ”といった意味もあります。さらには、“I love you”といったより深い意味にもなることがあります。

つまり“I see you”はシンプルな言葉であり、深い言葉でもある。愛している、理解している、尊敬している、わかっている、そういったいろいろな意味があります。

人は人生において、“see”されたいんです。自分のコミュニティや家族から、我が子たちから、両親から“see”されたい、つまり理解されたい、認識してほしい、ということなんです。人生の中で、何かをしたい、何かを成し遂げたい、という気持ちが人間にはあります。

これは、今後もさまざまに掘り下げていきたいコンセプトです。本当に的を得た質問ですよ。ありがとうございます。」

会見では、最後にもう一度イルカたちが登場し、華麗なジャンプを披露。尻尾で「バイバイ」をしながら愛嬌たっぷりに来日陣を見送った。

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』来日記者会見

なお会見終了後のマスコミ向け写真撮影では、登壇時にスティーヴン・ラングが、降壇時にはジェームズ・キャメロンがシガニー・ウィーバーの手を取ってエスコートする姿が見られた。

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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