『アバター』続編、予告再生回数が『スター・ウォーズ』『ブラック・ウィドウ』超え ─ 中国でも反響大

ジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のティザー予告映像が、記録的な再生回数を叩き出した。その数字は、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)や『ブラック・ウィドウ』(2021)といった同じくディズニー配給の大作映画をも超えている。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、3Dブームを作り出し、映画体験に革新をもたらした『アバター』(2009)13年ぶりの続編。ストーリーとしては前作からの続きが描かれることになるが、キャメロン監督は映像技術に磨きをかけるため、水中でのモーションキャプチャーといった新技術を駆使して作品を完成させた。
元々注目度は高かった本作だが、2022年5月10日に世界一斉に公開されたティザー(特報)映像の再生回数がこれを裏付けている。米The Hollywood Reporterによると、リリース後24時間の映像再生回数は累計1億4,860万回を記録したという。このうち約15.5%(2,300万回)が中国で再生された。
本作の特報映像は、インターネット上ではなく『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の劇場上映で初公開となった。同作は、アメリカ国内で2022年歴代No.1のオープニング記録となる1億8,700万ドルの興行収入を稼ぎ出しており、その動員分の人数が『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のティザー映像を見たことになる。
つまり本作は、映像がインターネットで初公開される作品と比べ、再生回数記録において一種のハンデを背負った状態でティザー映像がリリースされたわけだが、『ブラック・ウィドウ』(1億1,680万回)や『インクレディブル・ファミリー』(1億1,310万回)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(1億1,240万回)といった、他のディズニー大作に大きく差をつけるパフォーマンスを見せた。なお、劇場では3D上映されたティザー映像には、米メディアから絶賛の声が寄せられている。
ところで記録といえば、気になるのは本作の興行収入だろう。前作『アバター』は世界累計興収歴代1位だが、果たして続編はこれを超えることができるだろうか。
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、2022年12月全国劇場公開。
Source: THR