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『アバター』続編、 3Dティザー映像に米メディアから絶賛相次ぐ ─ 映画館側も最大のおもてなし、続編超えの声も

アバター
© 20th Century Fox 写真:ゼータ イメージ

2009年の映像革命から13年。今や普遍的なものとなった3D映画市場のパイオニアである『アバター』が遂に帰ってくる。米ラスベガスで開催されているイベント「Cinema Con」では、2022年12月公開の続編映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が発表され、3Dティザー映像の視聴会が行われた。

『アバター』前作の映像革命はしっかりと成績に現れており、現時点で世界累計興行収入は歴代1位。とはいえ前作から10年以上の間が空いたこともあり、当時から確実に進化した映画市場で『アバター』は再び変革をもたらすことはできるのか。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の初映像をCinemaConで鑑賞したVarietyDeadlineといった大手メディアの反応を見ると、期待しても良さそうだ。

映画業界・マスコミ関係者向けに行われたティザー映像の視聴会では、3Dメガネが配布されたという。そもそもCinemaConの趣旨は、「映画館で観る」映画文化の存続にある。80カ国以上から参加した大勢の映画館オーナーへの訴求環境を最大化すべく、本イベントではスポンサーの米Dolbyがドルビー・ビジョンとドルビーアトモス設備を会場に特設し、プレミアム4K、ハイダイナミックレンジ、ハイフレームレート、3D変換対応の映写システムが完備された状態で、各作品の映像が上映された。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では、いわばジェームズ・キャメロン監督ら制作陣の理想とする環境で視聴会が行われたわけだが、会場からはどのような反応があったのか。Varietyによると、ティザー映像の上映中には「はっと息を呑む音」が会場から聞こえてきたという。これを基に、同メディアは「映画館主は、『ウェイ・オブ・ウォーター』に全精力を注がなくても良いだろう」、つまり観客を呼び寄せるのに努力は皆無だと好評価を与えている。

またDeadlineは、ティザー映像の感想として「続編は、2009年の映画よりも青々としたビジュアルで、口をあんぐり開けて見とれてしまう」と記し、絶賛。ほかにも、「パンドラの鮮やかな青い海を捉えたゴージャスなショットが含まれている」(The Hollywood Reporter)、「パンドラの草木の茂る豪華で広大な眺めを捉えている」(Indiewire)といった声も聞こえてきている。

『ウェイ・オブ・ウォーター』の舞台は、人間とナヴィの壮大な戦いを描いた前作からおよそ10年後。ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とパンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)は家庭を築き、4人の子どもたちと生活を送っていた。しかし、サリー一家は神聖な森を追われることになり、楽園のような海辺の世界に住まう海の部族に助けを求めていく。

プロデューサーのジョン・ランドーは、続編で描かれる物語の多くが「水上や水辺、水中」で展開されることになると予告していたが、ティザー映像への反応からも、広大な密林を多く映し出した前作と比べ、「青」の色彩が観客を異世界に誘うことになるのだろう。現在、ニュージーランドで映像の最終調整を行っているというキャメロン監督は、CinemaConでビデオ出演し、本作は「最大級のスクリーンと最高の没入体験を可能にする3D作品として設計されました」と説明。「シネマが持つ限界に挑戦しています」と意気込んでいる。

また、映画館側も『アバター』の帰還を最大限のおもてなしで迎える姿勢のようだ。米映画館団体National Association of Theatre Owners(NATO)のジョン・フィシアンCEOはイベントの場で、『ウェイ・オブ・ウォーター』を映画史上最多の上映フォーマット数で公開することを約束したという。同氏は、「我々は、高解像度、ハイフレームレート、3D、IMAX、PLF、様々な音響システム、160ヶ国語での上映を検討している最中です」と述べた。

PLF…Premium Large Formatの略。大画面かつ広視野、高解像度、高コントラストなどの映像体験を可能にするシステムの総称。

ちなみに、CinemaConで上映された『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のティザー映像は、まもなく日本にも届く。5月4日より封切りの『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の劇場上映時に特報として公開される予定だ。

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、2022年12月全国劇場公開。

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Source: Variety,Deadline,THR,Indiewire

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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