『アベンジャーズ/エンドゲーム』スティーブ〇〇役、3人の俳優候補がいた ─ 現場に来るも〇〇クリス・エヴァンスに見えず

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェイズ3の集大成映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、ヒーローチーム「アベンジャーズ」を率いたひとり、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースが有終の美を飾った。エンディングではスティーブの人生を総括するような演出も見られた本作を巡って、このたび新たな事実が明らかになった。
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『エンドゲーム』終盤、サノスとの最終決戦を経てインフィニティ・ストーンをあるべき場所へ返すために過去へ戻ったスティーブは、年老いた姿で現代に帰ってくる。この老いたスティーブは、クリス・エヴァンスの顔に特殊メイクとCG処理を施すことで実現。老いを精密に表現するため、パフォーマンスキャプチャー用の俳優が存在していたことも判明していた。
しかし、同シーンの撮影前までは別のプランが用意されていたようで、老いたスティーブを演じる3人の俳優候補が存在していたのだという。これを明かすのは、劇中で老いたスティーブからキャプテン・アメリカのシールドを手渡されたファルコン役のアンソニー・マッキーだ。
米ポッドキャスト番組SiriusXMのインタビューにて、話題がこのシールド継承のシーンに及ぶと、マッキーは「実は製作側はクリス・エヴァンス(スティーブ)を演じる年配の俳優を起用したがっていたんです」と思いがけない事実を告白。「3人の俳優が(現場に)招かれていたんです」と当時を振り返っている。ところが、以下の理由で起用が見送られてしまったのだそう。
「彼らの誰もがクリスが老いた時の容姿と合いませんでした。“クリスはジョージ・クルーニーみたいなになるでしょうし、95歳になってもまだまだハンサムでしょ”って感じでした。」
こうした経緯を経て製作側が取った選択というのが、スティーブ役のクリス本人に老いた姿を演じさせることだった。「それで、メイクアップチームが呼ばれて、クリスを老人に変身させたんです。クリスが良かったのでしょう、実際に上手くいってました」とマッキーは語る。「彼は声色から何までをやってのけましたよ。素晴らしいですね」。
ところで、今後のMCUではキャプテン・アメリカの座が2代目に受け継がれることが示唆されており、その筆頭候補としてスティーブ本人からシールドを渡されたファルコンの名が挙げられている。これについて、演じるマッキーは「まだ分からないですね」と同インタビューで回答。この真相については、2021年3月配信開始のディズニープラス(Disney+) オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にて明かされることになるだろう。
Source: SiriusXM