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『アベンジャーズ』キャスト6人、オンラインでアッセンブル ─ 『エンドゲーム』米授賞式コメント映像で

https://twitter.com/Nickelodeon/status/1256922289444130817

米国の子ども向けチャンネル・Nickelodeon(ニコロデオン)主催、“子どもたちが選ぶエンターテイメント賞”として知られる「Kids’ Choice Awards 2020: Celebrate Together」にて、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)が映画賞を受賞した。オンラインでの授賞式には、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ソー役のクリス・ヘムズワース、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソン、ハルク役のマーク・ラファロ、ホークアイのジェレミー・レナーが“アッセンブル”してのコメント映像を寄せている。

最初に登場したスカーレットは、現在の情勢を踏まえて、「すごくうれしい、感動してます。Kids’ Choice Awardsが開催されていることをうれしく思います」と挨拶。続いて現れたラファロは「そうだね、ショー・マスト・ゴー・オン(ショーは続けなければいけない)だよね。ライフ・マスト・ゴー・オン、だからアベンジャーズ・マスト・ゴー・オンですよ」と一言。ジェレミーは「応援してくれた子どもたちのため、この機会に集まって、“ともに強く”と呼びかけたいと思いました」

さらに、ヘムズワースは「みんなはすごく強い、僕たちは一緒に強くなれる」と語りかけ「だけど、この中では間違いなく僕が一番強いよ」と宣言する。しかし、入ってきたエヴァンスは「微妙なところだよね」と一言。「腕立て伏せで君に勝ったような気がするんだけど」。すると、ヘムズワースは『エンドゲーム』のソーを思い出させるように、「あの時はパッドの詰まったスーツを着てたし、70ポンドの重りを背中と腹に付けてたから。あれはノーカウント」と反論する。エヴァンスが「言い訳っぽいよね」と言えば、スカーレットは「こういう10年間でした」とつぶやいた。ヘムズワースがエヴァンスに「僕がそこにいなくてよかった、直接…」と言いかけた時、ロバートが登場だ。

遅れてきたロバートに、ジェレミーが「その、僕たちみんなが思ってたのは、あなたが…」と言いかければ、ロバートは「ソーシャル・ディスタンスを守ってるって? みんなそうでしょ?」。一瞬の沈黙を破って、スカーレットが「そろそろまとめましょう」と提案する。「わかった」とロバート。ラファロは「安全にね。がんばろう」、ヘムズワースは「ともに強く。一緒に乗り越えよう」と語りかけた。『エンドゲーム』のセリフを引用し、エヴァンスが「すべてをかけて(Whatever It takes.)」、ロバートが「3,000回愛してる(Love you 3000.)」と呼びかけ、映像は締めくくられている。

今回の映像は、ニコロデオンを見ている子どもたちやファミリーに向けてのメッセージ。授賞コメントというよりも、新型コロナウイルスの影響が大きい今、あくまでスーパーヒーローとしての、スター俳優としての顔を強調した言葉になっているところに注目したい。

「Kids’ Choice Awards 2020: Celebrate Together winners」では、家族向けテレビ番組賞を「ストレンジャー・シングス」(2016-)が受賞し、同作のミリー・ボビー・ブラウンが女性テレビスター賞に選ばれた。映画部門の女優賞は『ディセンダント』シリーズのダヴ・キャメロン、男優賞はドウェイン・ジョンソン。スーパーヒーロー賞にはスパイダーマン役のトム・ホランドが輝いている。アニメ映画賞は『アナと雪の女王2』(2019)。音楽部門は、女性アーティスト賞にアリアナ・グランデ、男性アーティスト賞にショーン・メンデス、グループ賞にBTS(防弾少年団)、楽曲賞にビリー・アイリッシュ「bad guy」が選ばれた。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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