THE RIVER AWARD2023 発表 ─ 読者が選ぶ、2023年のベスト作品ランキング

年末恒例、THE RIVER AWARDの発表だ。海外ポップカルチャー専門メディアのTHE RIVER読者が選ぶ、その年のベスト作品ランキングがついに完成した。
大作映画から注目作まで、果たして今年最も支持された映画とは?みなさまからお寄せいただいたアツいコメント共にランキング形式で大発表。まだ観ていない作品があったら、ぜひチェックしておこう。
さらに今年は、TOP20には入らなかった作品にお寄せいただいたコメントも紹介。見逃していた気になる作品や、同志の意見にも出会えるはずだ。
※投票期間:2023年12月19日(火)〜30日(土)
投票数:641人(重複投稿は除外)
投票方法:オンライン。1人3作に投票。うち1作には2ポイント、残り2作には1ポイントずつ。
カッコ内は日本公開/配信日付と形式。
第20位『マーベルズ 』(11/10 劇場) 20pt.

「久々にMCUで「楽しめたー!」って感じた作品。
ブリーラーソンがとにかく美しい!!!」(にゃん さん)
「3人でのアクションが新鮮で楽しめました!カマラが今後どんなヒーローになってくか楽しみです。」(Dippy Fresh さん)
「グース達可愛すぎた」(SAKI22 さん)
第18位(同率)『イコライザー THE FINAL』 (10/06 劇場)24pt.

「痛快!マッコールさんの悪党追い詰めっぷりがスリラーホラーものを観ているような心地にもなりましたが、殺られるのは正真正銘のクズなので痛快でした。マッコールさんには余生を穏やかに過ごしてほしいです。」(krh さん)
「視点を変えれば恐らく本年屈指のホラー映画。静かなアクションが気持ち良過ぎる。今作でお別れは寂しいけど、これ以上彼に喧嘩を売ってしまう人がいないのは多分良い事。」(kanegon さん)
「毎度の如くマッコールの正義が爆発しますが、今作はアクションよりもホラーに近いです(笑) シリーズ最終作ですが、とてもスッキリした爽やかな結末に、きっと心爽やかな気持ちにならと思います。」(イシケン さん)
第18位(同率)『マイ・エレメント』 (08/04 劇場)24pt.

「火と水の運命の出会いはRRRだけではなかった!エレメントの設定がうまくはまっている。傷つけたくない故に相手に触れることも恐れてしまう二人の恋愛模様にドキドキし、ピュアすぎるラブストーリーにときめいた。」(おがちゃん さん)
「期待の為に自分の望みを捨ててきた主人公に思わず共感しました。違いの難しさと同時に違うからこその良さやら美しさがディズニーらしく描かれていて好きです。」(むろよわし さん)
「”泣きゲーム”に負けた。エンバーとウェイドが愛おしすぎる。“やりたいこと”をすごく考えさせられた。」(626 さん)
第17位『ザ・クリエイター/創造者』 (10/20 劇場)26pt.

「東西を舞台にした人間vsAIの話と思いきや、予想以上に壮大な話で良かった。ロボットも個性的で、久々にザ・SF映画を堪能できた感じ!」(レアクト さん)
「ごった煮のアジア情緒とメカニカルなテクノロジーが融合した美麗な映像がとても素敵です。
人間とAI、西洋と東洋の闘争の果てに主人公が迎えた結末にひたすら感動しました‼︎」(アヌンナキ・アヌンナキ さん)
「一見王道のロボットSFのように見えるが、実際に描かれているのは人間とAIの本質的相違や、対立や争いのその先にあるもの、そしてこの世界の『純愛』の在処。西洋と東洋の宗教観も丁寧に描写され、共通点である『天国』というものが徐々に浮き彫りになっていく。なぜ愛すのか。なぜ憎むのか。単純なようで複雑な感情が織りなすラストの突き抜けるようなカタルシスに、涙が止まらない。」(しん(IMAXおぢさん) さん)
第16位『フェイブルマンズ』 (03/03 劇場)27pt.

「スピルバーグその年齢でこんなの撮れるの?天才がすぎる」(つみれ さん)
「大きなことは起こらないホームドラマだけれど、こんなに面白い、さすがスピルバーグ!」(世界のメガネ さん)
「スピルバーグの分身である主人公が映画に魅了され演出術を覚えていく過程がまず面白いのだが、それだけでなく、知りたくなかった母の秘密をフィルムが捉えてしまったり、大嫌いだった同級生を美化したりという映画の魔力も描かれており、映画監督スピルバーグの根底にあるものを見せてもらった。」(おがちゃん さん)
第15位『aftersun/アフターサン』 (05/26 劇場)32pt.

「今年はアフターサンの余韻が残り続けた年だった。何をしてても、ふとあの親子のことを思い出す。そんな年。」(CONY さん)
「父と過ごした夏は永遠に続くかのようなノスタルジー。あの夏の匂いがしそうな映像。垣間見る若い父の苦悩。娘か大人になって感じること。見終わったあとに深く深く余韻が残りました。場面で使われる曲がぴったりで歌詞がまた切なかったです。」(Madeleine さん)
「人生最高の一本。一生忘れません。」(しお さん)
第13位(同率)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 (06/30 劇場)39pt.

「インディアナ・ジョーンズの心理的なネガティブさから物語が始まるという巧みさ、からの大団円。それだけでもう満足。」(Ethan Hunt IV さん)
「ジェームズ・マンゴールド監督に贈りたい、そんな気持ちです。
このシリーズの監督をやりたいと、スピルバーグに話してから何年も経って、漸く監督をさせてもらえた1本だけあって、非常に良くスピルバーグの演出言語を学んでるなと感じました。
画作り、シーン展開、イベント発生、その解決に至るまで、スピルバーグのシリーズのテイストのままスタートして、徐々に自身の演出言語を注入していくような丁寧な作品作りに強い愛情を感じました。」(柳島蒼機 さん)
「インディ最後の冒険。今までありがとう。」(よし さん)
第13位(同率)『バビロン』 (02/10 劇場)39pt.

「ゴージャスさに惹かれて何となくで見に行ったら、深く心に爪痕を残された。夢を追って、でもうまくいかなくて、もがく姿が愛おしくて美しい。サントラも何度も聴いては思い出し泣きしてしまう、私の人生に残る名作。」(ライモン さん)
「私はラストシーンで”映画そのもの”を食らったような感覚になりました。私が幼い頃初めて映画館で観て感じたものと感動と、私が映画が好きな理由を改めて思い出した作品でした!」(141 さん)
「あの淫らで過激な乱交感・グルーヴ感が性癖にぶっ刺さりました」(アシンヌ さん)
第12位『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』 (12/08 劇場)40pt.

「最初はティミーの歌声が聴きたくて行ったけど、笑うところも泣けるところもたくさんあって一瞬で終わる映画!でもとにかくティミーの歌声は神」(仔牛 さん)
「ポール・キング監督の心温まるストーリーに感動した。誰か一緒に映画を鑑賞したくなる作品。」(オースティン さん)
「幸せな気持ちで暖かい涙を流しながら最高の笑顔でGO〇IVAでチョコを買った経験は、後にも先にもこれきりだろう」(さがる さん)
第11位『バービー』 (08/11 劇場)41pt.

「フェミニズムの正当性に襟を正す。そんなシビアなテーマがなぜか優しく私を包むという稀有な体験をした。」(Ethan Hunt IV さん)
「『小っ恥ずかしくなる』『反省する』という映画体験はバービーが初でした。」(BISCO さん)
「最初から最後までコメディ全開の映画かと思いきや、今の時代に見るべき映画だったので『女の子の映画』だと決めつけないで気軽に見てほしい作品でした。」(yu さん)