クリスチャン・ベール、道端で見かけた知らない人の後をつけて『アムステルダム』の役作りをした

クリスチャン・ベールといえば徹底した役作りで知られる俳優だ。2004年の『マニシスト』では痩せ衰えた役を演じるため過酷な減量を行ったかと思えば、翌年の『バットマン ビギンズ』では大幅な増量もこなした。『ザ・ファイター』(2010)の役のためには歯まで抜き、『バイス』(2018)ではでっぷり脂肪も蓄える変身ぶりを見せている。
そんなベール、最新作『アムステルダム』でも奇妙な役作りを実践していたそうだ。なんでも、道で興味深い人物を見つけて、後をつけて観察したのだという。英Entertainment Weelkyにてこんなことを語っている。
「ある時、デヴィッド(監督)と電話してたら、すっごく面白い人が道を歩いていたんで、怪しいストーカーと化して彼をつけて研究したことがありました。その人からは、かなり影響を受けていますね。誰かは知らないけど。名前もわかんない。向こうも分かってないし。」
ベールは『アムステルダム』で、楽観的な義眼の医師バートを演じている。どこか風変わり雰囲気があるが、ベールが道端で見つけたという名前も知らない人物からの影響なのだろう。また、ベール8歳の息子ジョセフの動きも真似て取り入れたことも語られている。確かに劇中のバートは、時折子どものような一面も見せる。様々な様子が複合された、ベールならではの味わい深いキャラクターに仕上がったようだ。
映画『アムステルダム』は公開中。
Source:Entertainment Weelky