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『コードネームU.N.C.L.E.』ヘンリー・カヴィル&ガイ・リッチー監督、再びスパイアクション映画に挑む

ヘンリー・カヴィル ガイ・リッチー
THE RIVER | Kathy Hutchins https://commons.wikimedia.org/wiki/File:GuyRitchiebyKathyHutchins.jpg | Remixed by THE RIVER

ファンの間で熱烈な支持を受けるスパイ・アクション映画『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)の主演ヘンリー・カヴィルガイ・リッチー監督が、再びタッグを組んでスパイ・アクション映画の新作を手がけることがわかった。米Deadlineが報じている。

カヴィル&リッチー監督が新たに放つのは、第二次世界大戦の実話に基づく『The Ministry Of Ungentlemanly Warfare(原題)』。イギリス首相のウィンストン・チャーチルと、戦時中は諜報員として活動し、のちに『007』シリーズの原作者となるイアン・フレミングが考案した極秘戦闘集団を描く。一同はナチスと戦うべく、常識を覆す非紳士的な戦術で暗躍して戦争の流れを変えた。彼らの存在が、現在の極秘作戦部隊の結成にも繋がったといわれる。

出演者はカヴィルのほか、『ゴジラvsコング』(2021)『ベイビー・ドライバー』(2017)のエイザ・ゴンザレス。カヴィルは極秘戦闘集団のリーダー役を、ゴンザレスは並外れたスパイ・スキルを有するスナイパー役を演じる。ほかにも『イングロリアス・バスターズ』(2009)を思い出させるような個性豊かなキャラクターが登場するというから、今後のキャスティング情報にも注目だ。

ジャーナリストのダミアン・ルイスによる同名ノンフィクションを原作に、脚本はガイ・リッチーと『プライベート・ウォー』(2018)のアラッシュ・アメルが執筆。プロデューサーには『トップガン マーヴェリック』(2022)で再びその存在感をアピールしたジェリー・ブラッカイマー、近年のリッチー作品を手がけるイヴァン・アトキンソン、『ザ・コントラクター』(2022)『炎のデス・ポリス』(2021)のジョン・フリードマンら。リッチー&ブラッカイマーは、すでに本作のシリーズ化を視野に入れているという。

なお、リッチーはジェイク・ギレンホール主演の戦場アクション映画『The Interpreter(原題)』の撮影を終えており、現在は同作のポストプロダクション(撮影後作業)にあたっている。本作が次回監督作品となり、撮影は2023年1月にトルコで開始される予定だ。出資・世界配給はBlack Bear Internationalが担当している。

先日、DC映画のスーパーマン役に正式復帰することを発表したばかりのカヴィルだが、こちらではスパイ・アクションの世界にもカムバック。ガイ・リッチーお得意の群像劇テイストも予感させるだけに、早くも完成が楽しみだ。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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