『ジョン・ウィック』アナ・デ・アルマス主演のスピンオフ映画、いよいよ製作開始

『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ映画、アナ・デ・アルマス主演『バレリーナ(原題:Ballerina)』の製作が、いよいよ今週(2022年11月7日~)開始されることがわかった。ライオンズゲートのジョン・フェルテイマーCEOが、2022年11月3日(米国時間)に実施された投資家向けの報告会で明かした。米IndieWireが報じている。
本作はキアヌ・リーブス主演によるメインシリーズの第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)に登場したバレリーナを主人公とする物語で、家族を殺し屋に奪われた若い女性が、復讐のため同じく殺し屋へ変貌するストーリーだとされる。2022年4月には「夏の撮影開始」と発表されていたが、なんらかの事情で延期されていたようだ。
ただし、今回の報道では「製作(production)に入る」とのみ報じられているため、この「製作」が「撮影(production)」を指すものか、あるいは撮影準備の最終段階を指す抽象的な言葉なのかはわからない。いよいよ撮影が始まる可能性も高い時期とあって、おそらく続報は遠からず到着することだろう。
バレリーナは『ジョン・ウィック:パラベラム』において、ジョン・ウィック出生の秘密を握るディレクター(演:アンジェリカ・ヒューストン)の運営する舞踊家・暗殺者養成学校の生徒として初登場。同作ではニューヨーク・シティ・バレエ団のソリスト、ユニティー・フェランが演じていたが、スピンオフの製作にあたりアナ・デ・アルマスにリキャストされた。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)『グレイマン』(2022)などアクション大作の経験も豊富とあって、『ジョン・ウィック』ユニバースでの活躍ぶりにも期待がかかる。
監督は『アンダーワールド』シリーズでメガホンを取ったレン・ワイズマン、脚本は『ジョン・ウィック:パラベラム』『ジョン・ウィック:チャプター4(仮題)』のシェイ・ハッテン。なお、脚本には『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)のエメラルド・フェネルも参加した(クレジットの有無は不明)。プロデューサーは『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督、ベイジル・イヴァニク、エリカ・リーら。
『ジョン・ウィック』ユニバースは今後ますます拡大していき、2023年3月にはメインシリーズの第4作『ジョン・ウィック:チャプター4』が米国公開予定。同じく2023年には前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル(原題)」が米国配信される(日本を含む海外配信はAmazon Prime Video、配信時期は未定)。さらにライオンズゲート側は、『ジョン・ウィック』に基づく大作ゲーム企画が存在していることも明かしている。
アナ・デ・アルマス主演『バレリーナ(原題:Ballerina)』の公開時期は未定。
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Source: IndieWire