『ジョン・ウィック』スピンオフ映画『バレリーナ』初予告編が米イベントで限定披露 ─ キアヌ・リーブス登場、アナ・デ・アルマスの激烈アクションにも期待

アナ・デ・アルマスが主演を務める『ジョン・ウィック』シリーズの実写スピンオフ映画『バレリーナ(原題:Ballerina)』の初予告編が、世界最大級の映画イベントCinema Conの場でお披露目となったようだ。米Varietyが映像の内容を紹介しており、キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックが登場したと伝えている。
『バレリーナ』はメインシリーズ3作目『ジョン・ウィック パラベラム』(2019)に初登場したバレリーナを主人公に、家族を殺し屋に奪われた若い女性が復讐のため殺し屋へと変貌していく物語。3作目と4作目『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)の間で展開され、ジョン・ウィックや、イアン・マクシェーン演じるウィンストン、故ランス・レディック演じるシャロンといったメインシリーズのキャラクターも登場する。
イベントの場で公開された予告編では、アルマスが演じるバレリーナとジョン・ウィックの会話シーンが映し出されていたという。映像内で、どうやらバレリーナは殺し屋になるための手ほどきをジョンに乞うているようで、「あなたのしていることをどうやって始めればいいの?」と尋ねる。これにキアヌ演じるジョンは苦笑いしながら、「君はもう(素質を)持っているみたいだな」と答えるのだそうだ。
また、『ジョン・ウィック:パラベラム』で初登場したアンジェリカ・ヒューストン演じるディレクターも登場し、犯罪組織「ルスカ・ロマ」の生徒である主人公のバレリーナを観察しながら、「あなたの中には怒りが見える」と言うシーンもあるという。「あなたを傷つけた者への復讐を求めているのでしょう」と。
本作でアルマスは自らアクションに挑戦。これまで『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)や『グレイマン』(2022)といったアクション映画を経験してきたが、今回は全身アザだらけになるほどだったと明かしていた。予告編では、アルマスの激烈アクションが垣間見られるとのことで、「火炎放射器でトラックに放火したり、走行中の車から飛んだり、燃えさかるビルの中で残忍な近接戦闘を繰り広げたりと、何人もの襲撃者を手際よく倒していく」姿が映されているとのこと。一方、バレリーナとして踊ったり、着地を決めたりするなど、映像では多彩な演技を見せているようだ。
当初の予定では2024年6月7日に米公開となる予定だったが、アクションシーン増量のために再撮影を行うという理由により、2025年6月6日に延期されることが発表されていた。延期決定後、新たに、『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)のシャロン・ダンカン=ブルースターと「アンブレラ・アカデミー」(2019-)のデヴィッド・カスタニャダの参加が明らかになっている。
なお、Cinema Conの会場限定で公開された予告編が後日一般公開されるかどうかは不明。
映画『バレリーナ(原題:Ballerina)』は2025年6月6日米公開予定。
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