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【保存版】洋楽&『スター・ウォーズ』ファン必読!スター・ウォーズ用語を名前につけたロックバンド特集

きっとTHE RIVER読者の皆さんの多くは、『スター・ウォーズ』のファンですよね。そんな皆さんなら、『スター・ウォーズ』が映画界だけでなく、世界全体にどれだけ大きな影響を及ぼしたかはよくご存知かと思います。

今回は、『スター・ウォーズ』が音楽界に与えた影響の例をご紹介しましょう。『スター・ウォーズ』が好きすぎて、劇中の用語を名前に付けてしまったバンドの数々です。それぞれのバンドと楽曲、そして命名の由来をたどっていくことにします。

Anakin

2010年結成、カリフォルニア出身のグランジ・リバイバルバンド、Anakin(アナキン)。Owl Cityのようなモダンでドリーミーでポップなメロディを、Smashing Pumpkinsのヘヴィな曲や初期Nirvanaのような重たいギター、そしてThe RentalsやMotion City Soundtrackのようなスペイシーで浮遊感のあるシンセサイザー/キーボードサウンドにのせて聴かせてくれます。2000年代後半のモダンさと、1990年代のオルタナティブロックのエッセンスをうまく混ぜたバンドです。

もはや説明不要だと思いますが、“Anakin”という名前の由来は、もちろん『スター・ウォーズ』で最も有名かつ魅力的なヴィラン、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーです。また、Anakinが自ら立ち上げたレコード・レーベルの名前はKenobi Records(ケノービ・レコーズ)ですから、やはり『スター・ウォーズ』好きすぎと言わざるを得ません。
今回ご紹介した“Satellite”(衛星)という曲は、タイトルからもSFの要素が伝わってきますし、MVでもロボットが良い味を出しています。“Abort.Retry.Fail.”という曲にはイントロに『2001年宇宙の旅』のコンピュータHALのセリフが引用されているほか、MVには映画のシーンがそのまま使われています。音楽ファンもSF映画ファンも楽しめるバンドなので、是非チェックしてみてください。

ちなみに筆者はこのバンドが大好きなのですが、悲しいことに、AnakinのTwitterやFacebookにはフォロワーが全然いません。しかし言い換えれば、これからが期待されるバンドだということでしょう。今のうちに知っておくと、一つ頭の抜けた『スター・ウォーズ』ファンになれたり、後にバンドがビッグになった時に自慢できたりするかもしれません。

Ringo Deathstarr

2005年結成、テキサス出身のインディポップ/シューゲイズバンド、Ringo Deathstarr(リンゴ・デススター)。アメリカのバンドながら、My Bloody ValentineやJesus And Mary Chainのようなシューゲイズサウンドや、The SmithsやThe Cureのようなネオアコ/ギターポップサウンドで、イギリスのバンドからの影響も色濃く見られます。女性ボーカルの甘い歌声とメロディ、そしてノイズがかった繊細なギターサウンドで、モダンなインディロックを鳴らすバンドです。Pains Of Being Pure At Heartとともに、現代のネオシューゲイズとして注目株と呼ばれていました。ファンが非常に多いとは言えないながらも、来日経験も何度かあるため、日本のコアな音楽ファンには名が知れているかもしれません。

Ringo Deathstarrというバンド名は二つの単語が組み合わさったものです。一つはビートルズのドラマーだったリンゴ・スター(Ringo Starr)、もう一つは帝国軍の惑星破壊装置・デススター(Deathstar)。リンゴ・スターの名前の“r”は二つ、ということで、このバンドにも“r”が二つついています。世界一有名なロックバンドのメンバーと、宇宙一の大量破壊兵器のコンビネーションで、すでに面白いバンド名ですよね。しかし、いくらビートルズのメンバーだとわかっていても、日本語を話す人なら「リンゴ」といわれると果物の方をどうしても思い浮かべてしまいませんか? 甘い果物とデス・スター、かわいらしさと“イカツい”なんてものじゃない代物の組み合わせで、なんだかおかしなバンド名に聞こえます。

Nerf Herder

1994年結成、カリフォルニア出身のパワーポップ/ポップパンクバンド、Nerf Herder(ナーフ・ハーダー)。Bowling For SoupやSugarcultのような一度聴いたらすぐ歌えるポップでキャッチーなメロディと、三つのコードをパワーコードで押さえたギター、速めの8ビートでガンガン突き進むドラムの演奏、そして“Geekish rock”(オタッキー・ロック)と称した、好きなコミックやテレビ番組、映画、音楽への愛に溢れたド直球の歌詞が魅力です。

Writer

Nao C.V.
Nao C.V.Nao Goto

パンクロックと映画が好きです。ストレートエッジになりたいのに、ストーナーフィルムに憧れています。ヴィーガンです。スタンドアップコメディアンもやってます。

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