バットマンは『ジャスティス・リーグ』で「より完全なヒーローに進化する」ザック・スナイダー監督が語る
先日、映画『ジャスティス・リーグ』の待望の予告編が公開された。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で活躍したバットマン(ベン・アフレック)やワンダーウーマン(ガル・ガドット)のほか、いよいよ本格的に登場する新メンバーが暴れ回る様子を、すでに多くの方が堪能されたことだろう。
ザック・スナイダー、新ヒーローの魅力を語る
本作のメガホンを取るのは、『バットマン vs スーパーマン』につづいてザック・スナイダー監督だ。つねに賛否両論を呼ぶ作品を作り続けるクリエイターの一人だが、今やDCエクステンデッド・ユニバースには欠かせない最重要人物となった。USA Today誌のインタビューに登場したザック監督は、映画のストーリーやキャラクターについて話してくれた。
「(『ジャスティス・リーグ』は)個人が集まったチームを作るプロセスなんだ。でも彼らは、大義のために、それぞれの違いを横に置くことができるのさ」
この言葉が示すように、ザック監督が『ジャスティス・リーグ』で重要視したのは、“チームアップ”そのものよりも、むしろそれぞれのキャラクターだった。いわば「個人」を描くことが大切だったのだ、と言いかえてもいいかもしれない。もちろん、それはアクアマン(ジェイソン・モモア)やフラッシュ(エズラ・ミラー)、サイボーグ(レイ・フィッシャー)といった新メンバーでも同じだったようだ。
「彼らはそれぞれ、映画にとって最高の個性なんだよ。タトゥーで毛深くて、ドタドタ歩くジェイソン・モモアは、まさに神話の登場人物みたいだ。陽気で活発で、自制が利かなくて、素晴らしいエズラ・ミラーは、とても愉快かつ心を打つフラッシュさ。レイ・フィッシャーが演じるストーリーは、いろんな意味で映画のキモになっているしね」

『バットマン vs スーパーマン』は“前日譚”
では、おなじみの顔ぶれとなった感のある、バットマンやワンダーウーマン、スーパーマンに目を移してみよう。ザック監督の発言から考えるに、やはり『バットマン vs スーパーマン』は、『ジャスティス・リーグ』の前日譚として捉えるべきストーリーらしい。チームを先導する役割を担うことになるブルース・ウェイン/バットマンのキャラクターについて、監督はこう語っている。
「犯罪と戦うキャリアにおいて、彼は一匹狼だった――おそらくロビンを除いてね。『バットマン vs スーパーマン』で、彼はあきらかに孤独の底にあったんだ。(中略)『ジャスティス・リーグ』では、より完全なヒーローへと進化するために、彼はその続きを務めることになるだろうね」

また、予告編には登場していないスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)についても、ザック監督は「スーパーマン抜きで『ジャスティス・リーグ』をやるのは厳しい。そう思うよ」と笑いながら話したという。スタッフたちは、本作にスーパーマンを登場させるため、そのコンセプトや役割について話し合ったようだ。
「奇妙な話だけど、なぜスーパーマンが『ジャスティス・リーグ』に登場するのか。みんなは彼となにをするのか、チームはどんなことを考えているのか、世界は何を必要としているのか。それらすべてが(スーパーマンの存在には)関わっているんだ。僕たちはすごく楽しかったし、(本作の)スーパーマンの出番を、きっとお客さんにも面白がってもらえると思う」
ところでザック監督は、唯一、ワンダーウーマンについてのみ多くを語っていない。『ジャスティス・リーグ』のワンダーウーマンについて話そうとすると、どうしても単独映画『ワンダーウーマン』の内容を明かすことになる、ということだろうか……。
映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月18日公開。
Source: http://www.usatoday.com/story/life/movies/2017/03/25/zack-snyder-unites-superhero-team-in-new-justice-league-trailer/99569374/
Eyecatch Image: https://www.youtube.com/watch?v=3cxixDgHUYw
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