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単独映画『ザ・バットマン』に人気ヴィラン・ペンギンが登場の噂 ― ハーレイ・クインのスピンオフに登場説も

きちんと最初に述べておかねばならないだろう。本記事でご紹介する情報はあくまで噂にすぎず、信憑性を保証するものではない

ワーナー・ブラザース/DCコミックス製作、バットマンの単独映画『ザ・バットマン(仮題)』のメイン・ヴィランとして、コミックの人気ヴィランであるペンギンが登場するという噂が浮上している。同作は『猿の惑星:聖戦記』(2017)などを手がけたマット・リーヴス監督のもと、現在製作準備が進められている。

このたびの噂を伝えたのは、米Variety誌のジャスティン・クロール氏。同誌が扱う情報は基本的に信憑性が高いものだが、ジャスティン氏自身、今回の情報については「話半分に捉えてほしい」と記しており、その書き口も不確定の内容であることが強調されたものとなっている。いわく、DC映画ユニバースの舞台裏では事態がつねに変化しているからだとか……。

「DC映画ユニバースでは物事が常に移り変わっているので、話半分に捉えてほしいのですが、『ザ・バットマン』のメイン・ヴィランとしてペンギンが選ばれるかもしれないということです。情報によれば、たとえマット・リーヴス監督が別の選択肢を採ったとしても、スタジオ(ワーナー/DC)はペンギンを『バーズ・オブ・プレイ』のメイン・ヴィランとして使う可能性があるそうです。」

コミック「バットマン」シリーズの人気ヴィランである、ブルース・ウェイン/バットマンの宿敵ペンギン(本名:オズワルド・コブルポット)は、丸い身体に鳥のクチバシを思わせる鼻というシルエットに、シルクハットや片メガネ、タキシードという装い、そして武器が仕込まれたコウモリ傘という特徴的なビジュアルをもつ。どこかコミカルな印象とは裏腹に悲しい背景を抱えたキャラクターで、映画『バットマン リターンズ』(1992)では名優ダニー・デヴィートが演じていた。

ジャスティン氏の情報が正しければ、『ザ・バットマン』の脚本作業はかなり初期段階にあるとみていいだろう。仮にメイン・ヴィランが決定していない場合、まだまだ撮影までには長い時間を要することになりそうだ。
なお『バーズ・オブ・プレイ(仮題)』とは、『スーサイド・スクワッド』(2016)でマーゴット・ロビーが演じたハーレイ・クインを主人公とするスピンオフ映画のこと。ハーレイ以外にも複数の女性キャラクターが登場するとされており、監督にはキャシー・ヤンの就任が決定している。

映画『ザ・バットマン(仮題)』の公開時期など詳細は不明。そもそも、ベン・アフレックが本当に続投するかどうかも未だはっきりしていないのだ……。

Source: Justin Kroll (Variety)

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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