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ザ・ビートルズのマネージャーを描く伝記映画が始動 ─ 監督は『ポーラー 狙われた暗殺者』ジョナス・アカーランド

Midas Man(ビートルズのマネージャー)
Photo by Parlophone Music Sweden https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Beatles_magical_mystery_tour_(cropped).jpg

ザ・ビートルズのマネージャーとして働いた故ブライアン・エプスタインを描く伝記映画『Midas Man(原題)』に、『ポーラー 狙われた暗殺者』(2019)のジョナス・アカーランド監督が就任したことがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

ザ・ビートルズは1960年代に世界を席巻した伝説のロックバンド。1961年にエプスタインがマネージャーとして参加し、1962年にレコードデビューを果たした。しかし、1967年にエプスタインは32歳という若さでこの世を去ってしまう。死因はアスピリンの過剰摂取による事故死だったとのことだ。約5年間に渡りマネージャーを務めたエプスタインに対して、ポール・マッカートニーは“5人目のビートルズ”にあたる存在だと言及。ザ・ビートルズにとって、エプスタインが如何に重要な存在だったのかを伺わせる。

本作のプロデューサーには、『月に囚われた男』(2009)のトレヴァー・ビーティーなどが就任。プロデューサー陣は本作について、「成功の喜び、圧倒的なプレッシャーと満たされない欲望を描く、エモーショナルで知的な心温まる物語」と語った。また、アカーランド監督に関しては「ロックンロールの精神、音楽と音楽業界への理解がある」と評価している。というのも、アカーランド監督はこれまでにポール・マッカートニーをはじめ、マドンナ、ビヨンセ、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、メタリカなどのミュージックビデオを手掛けてきたのだ。

アカーランド監督は本作について以下のように説明している。

「ブライアン・エプスタインのストーリーには、私が求めている物語の全てが詰まっています。私にとって唯一無二の存在なんですよ。彼には誰も知らなかった道筋が頭の中にあって、他の人とは違った景色を見ていましたね。彼のビジョンは凄まじく、新しいカルチャーを創り出したんですよ。この映画は時系列的に描くのではなく、ブライアンの心を覗き込み、そして彼がどんな思いを抱いていたのかを捉える作品になるでしょう。私は彼を蘇らせたいんです。」

なお、本作は2021年公開に向けて、今後ロンドン、リヴァプール、アメリカで撮影される予定とのことだ。脚本を務めるのはブリジット・グラント&ジョナサン・ウェイクハム。出演者などについては不明のため、続報に期待したいところだ。

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Source: Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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