『ビートルジュース2』はCGに頼りすぎず「手作り感」を意識、マイケル・キートンが予告 ─ 続編には「躊躇したし、慎重でした」

ティム・バートン監督によるホラーコメディ映画『ビートルジュース』(1988)の続編『Beetlejuice Beetlejuice(原題)』。ビートルジュース役で続投するマイケル・キートンが、続編が実現するまでの裏側を米Peopleに明かしている。
『バットマン』(1989)や『バットマン リターンズ』(1992)など他のバートン監督作にも出演してきたキートンは、たびたび監督と『ビートルジュース』復活のアイデアを話し合ってきたそう。しかし2人とも続編製作には慎重で、もし実現させるなら「正しくやる」という共通の考えを持っていたという。
「僕たちはこう考えました。“正しく作ろう。そうでなければ、やめておこう。このまま自分の人生を歩んで、他のことをしよう”とね。だから僕は躊躇したし、慎重でした。この数年間、恐らく彼(バートン)も同じように躊躇し、慎重になっていたでしょう。話が前進した時、僕は“よし、やってみよう。僕たちがやり遂げられるかどうか確かめてみようじゃないか”と言ったんです。」
そして2人は、続編をCGI満載の大作にしたくない、という点でも意見が一致したようだ。 「バートンと私が本当に初期の段階で合意したのは、もし続編を作るなら、テクノロジーを過剰に駆使した作品には全く興味がないということ。手作り感を出す必要がありました」。
まさにこの「手作り感」こそが、オリジナル版の魅力だったとキートンは指摘する。「楽しかったのは、隅っこで誰かが実際に何かを持ち上げるのを見ること」や「“下にいる人たちが色々操作して、上手く見せようとしているんだ”と話すこと」だったと述べ、その精神を受け継いだ続編について「最高にエキサイティング」「またこのようなことができるんだから、本当に楽しい」とコメントした。
そもそも『ビートルジュース』は、バートンが観て育ったB級映画に似たスタイルで製作され、「安っぽく、わざと偽物っぽく見せる」ことが意図されていた。よって「手作り感」は本作の原点であり、続編でもそのスタイルを維持することが重要となるだろう。ちなみに新キャストのジェナ・オルテガも、続編はCGIに頼らず「視覚的にエキサイティング」な作品になることを予告している。
『ビートルジュース ビートルジュース(原題)』は2024年9月6日に米国公開予定。
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Source:People