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『ジョーカー』続編はミュージカル?前作キャストは納得「素晴らしく理にかなっている」

ジョーカー
TM & © DC. Joker © 2019 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved.

DCコミックスによる『ジョーカー』(2019)の続編映画『Joker: Folie à deux(原題)』はミュージカル映画になるというが、その劇的なコンセプトの変換について、前作の出演キャストが「素晴らしく理にかなっている」と納得している。

『ジョーカー』はコメディアンを夢見る心優しき男、アーサー・フレックが社会に蔑まれ続けた結果、狂気の怪物へ変貌を遂げていく様をダークで悲壮感あふれるトーンで描いた。その続編となれば、同じ世界観を踏襲した形でアーサーのその後が語られるのだろうと思いきや、ミュージカル調になるとの情報に驚かされたファンも多いだろう。

この大胆なコンセプトについて、前作でソフィー・デュモンド役を演じたザジー・ビーツが米The Hollywood Reporterのインタビューで見解を述べた。「素晴らしく理にかなっていると思います。そのことについては、あまり驚きませんでした。トッド(・フィリップス監督)は、このキャラクター(アーサー)に対して、常にクリエイティブなアプローチを取ってきましたから。私はミュージカルが大好きで、ミュージカルではキャラクターが悲しみであれ喜びであれ、歌って踊るしかないほど多くのことを感じて体験しているのではないかと思っています」。

続編がミュージカルになるとの情報に驚かなかったというビーツは、「歌ったり踊ったりすることは、自分にとってもカタルシス的な効果がある」と説明している。

「ある時、本当に辛いことがあったんですが、私は独りで泣きながら踊り始めたんです。その時の自分の心境に合った表現だったからです。だから、いろんなことを感じて経験しているアーサーが、それを元に踊りながら歌っている姿が目に浮かんできます。彼はジョーカーなんだから、納得できます。」

一体、続編がどんなミュージカル映画になるのか想像もつかないが、アーサー・フレック/ジョーカー役で続投するホアキン・フェニックスは、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005)でカントリー・ミュージック界のレジェンド、ジョニー・キャッシュを演じて素晴らしい歌声を披露している。また、ハーレイ・クイン役を演じると見られるレディー・ガガの歌唱力は説明するまでもなく、“歌”に関して心配する必要はなさそうだ。

続編にはトッド・フィリップスが監督でカムバックし、前作に続いてスコット・シルヴァーと共同で脚本も手がける予定。映画『Joker: Folie à deux(原題)』は、2024年10月4日に米国公開予定。撮影は、2022年12月より開始の見込み。

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Source:The Hollywood Reporter

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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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