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カイロ・レン単独映画、ソダーバーグ監督「秘密にするのは辛かった」 ─ ディズニー本社前に貼り紙「見かけたらレイに連絡を」

アダム・ドライバー adam driver
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/27163437599/ Remixed by THE RIVER

『スター・ウォーズ』続3部作でカイロ・レン役を演じたアダム・ドライバーが、自身の役の単独映画を企画していたとの事実が明るみになると、シリーズのファンは幻と消えたこの映画を渇望するようになった。企画はルーカスフィルムの承認を経て、脚本執筆まで進んだものの、ディズニーCEOらの「ベン・ソロ(=カイロ・レン)が生きているとは思えない」との一言で闇に葬られていたというのだ。

これは、“ベン・ソロにはまだやり残したことがあるはず”と未練を抱えたドライバーが発起人となったもので、名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督も参画。2021年以降に密かに進められていたこの企画『ザ・ハント・フォー・ベン・ソロ』の存在を秘匿し続けていたことについて、ソダーバーグは「楽しいことではなかった」とSNSで白状。「今まで、秘密にしておく必要があったんです」と加えた。

ファンの間では、この幻の企画を救おうとする有志キャンペーンが一部で行われている。米カリフォルニア州バーバンクのウォルト・ディズニー・スタジオ上空では、「SAVE #THEHUNTFORBENSOLO」と書かれた横断幕広告が登場。出稿したファンは「ファンがどれだけこの映画を求めているかを伝えたい」とコメントした。

さらに、ディズニー本社前の電柱には人探し風の貼り紙が展開されたようだ。カイロ・レン/ベン・ソロの写真と共に「この男を見ませんでしたか?」と尋ねるもので、キャラクターの年齢や身長、体重が掲載されているもの。「最後の目撃は、5年10ヶ月前にエクセゴルにて。“世界の狭間の世界”にいるという噂です。かつてはカイロ・レンとして知られていました」「ベンについての情報や目撃談のある方は、すぐにレイへ連絡してください」とのユーモアが書かれている。「これからもっとチラシを貼れるように頑張ります!」

最後に登場した『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以降の世界線は、まず2027年5月28日US公開予定の『スター・ウォーズ/スターファイター』にて描かれる。同作は『スカイウォーカーの夜明け』から5年後が舞台とされるが、おそらく戦闘機パイロットが主体のストーリーになると予想され、カイロ・レンの伝承に触れられるかは不明だ。

より関連しそうなのが、『スカイウォーカーの夜明け』から15年後を描く『ニュー・ジェダイ・オーダー』。レイ(デイジー・リドリー)が主人公になる映画だが、現在は開発が滞っていると見られ、公開予定も不明となっている。

Source:Variety,Collider

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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