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アローバースの生みの親、新DCユニバースに「成功してほしい」とエール ─ 「手助けできるなら何でもする」

ARROW/アロー
(C)2020 Warner Bros. Entertainment Inc. ARROW? and all pre-existing characters and elements TM and (C)DC Comics.

アローバースの生みの親であるグレッグ・バーランティが、10年以上続いた同ユニバースを感慨深く振り返り、ジェームズ・ガン率いる新DCユニバースに「成功してほしい」とエールを送った。

DCコミック原作のドラマを同一の世界観で展開してきた、“アローバース”。2012年に米CWで放送開始した「ARROW/アロー」を皮切りに、「THE FLASH/フラッシュ」、「レジェンド・オブ・トゥモロー」、「SUPERGIRL/スーパーガール」、「BATWOMAN/バットウーマン」、「スーパーマン&ロイス」といったスピンオフを生み出し、多くのファンを獲得した。しかし同ユニバースは2023年、「THE FLASH/フラッシュ」シーズン9と共に終焉を迎えることとなった。

同年、DCスタジオではジェームズ・ガンとピーター・サフランがDC全体をリセットし、新DCユニバース(DCU)の第1章『Gods and Monsters』を発表。かつてバーランティがアローバースで行ったように、ゼロから新たなユニバースを構築する計画だ。

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Comicbook.comのバーランティへのインタビューでは、「もしジェームズ(・ガン)から、将来的なプロジェクトにコンサルタントとして参加してほしいと言われたら?」との質問が。バーランティは、自分たちと同じように「彼らにも成功してほしい。誰かを手助けできるなら何でもします」とした上で、DC作品での自分の役割は果たした旨を明かした。

「でも僕たちにとって、あの頃は本当にキャメロット(華やかで魅力的な時代)のような時期でしたね。10年間、あのキャラクターたちと共に全ての作品を作り上げることができました。

僕たちの第一の信条は、キャラクターたちを再び棚に戻すとき、以前よりも価値があるものにすることでした。それによって人々は、彼らの物語に興味を持つようになる。なので自分はその役割を果たしたし、(アローバース)は自分のクリエイティブな人生において本当に特別な瞬間だったと感じています。」

クライシス・オン・アースX
ARROWTM, DC’S LEGENDS OF TOMORROWTM, THE FLASHTM, SUPERGIRLTM and all pre-existing characters and elements TM and ©DC Comics.©2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

アローバースでの功績といえば、ドラマ間の大型クロスオーバーを実現させたことだろう。バーランティは、「クロスオーバーをどうやろう。周りは出来ないっていうけど、もし出来たとしたら?」というように議論を重ねたことを振り返り、「もう二度とあの経験を再現することはできないでしょう」と語った。

ちなみにアローバースで初めて実写化されたキャラクター、“ミスター・テリフィック”と“ホークガール”は、 新DCユニバースの第一弾『スーパーマン(原題)』で実写スクリーンデビューを果たす。バーランティは新DCスタジオに関与していないが、アローバースの成功が新たな作品に影響を与えたといえるかもしれない。

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Source:Comicbook.com

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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