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【解説付】世界の映画評論家が選ぶ『21世紀の傑作映画ベスト100』【100位~81位】

89位 『頭のない女』(2008年/アルゼンチン/ルクエシア・マルテル監督)
歯科医ベロニカは車の運転中に何かを轢き逃げしてしまう。彼女は自分が人を轢いたのではないかという疑念に取りつかれて……。日本では未ソフト化。

88位 『スポットライト 世紀のスクープ』(2015年/アメリカ/トーマス・マッカーシー監督)
今年2月の第88回アカデミー賞で強豪をおさえ作品賞を受賞。実在のカトリック司祭による性的虐待事件と、それを追う新聞記者たちの物語。

87位 『アメリ』(2001年/フランス/ジャン・ピエール=ジュネ監督)
日本でも大人気となった、オドレイ・トトゥ主演の「やりすぎラブストーリー」。空想好きの女性アメリの恋をポップで独創的な映像感覚で描く。

86位 『エデンより彼方に』(2002年/アメリカ/トッド・ヘインズ監督)
物語もさることながら、美術や映像の質感に至るまでとことん緻密に作り込まれた「1950年代以上に1950年代」のメロドラマ。ジュリアン・ムーア主演。

85位 『預言者』(2009年/フランス/ジャック・オーディアール監督)
これぞ不遇、カンヌでパルム・ドールにノミネートされながら日本では3年公開されなかった秀作。アラブ系の青年が刑務所内でのし上がっていく乾いたフィルム・ノワール。

84位 『her/世界でひとつの彼女』(2013年/アメリカ/スパイク・ジョーンズ監督)
代筆ライターのセオドアが人工知能型OSサマンサと恋に落ちるSFラブストーリー。劇中の近未来がじわじわと現実に迫っている感がある。サマンサの声はスカーレット・ヨハンソン。

83位 『A.I.』(2001年/アメリカ/スティーブン・スピルバーグ監督)
当時人気絶頂のハーレイ・ジョエル・オスメント扮する少年型ロボットが母親を探すSF作品。原案スタンリー・キューブリックの難解さとスピルバーグのエンタメ性が同居する。

82位 『シリアスマン』(2009年/アメリカ/ジョエル&イーサン・コーエン監督)
コーエン兄弟ならではの映像感覚とユーモアが魅力の、善人がひたすら不幸な目に遭う不条理コメディ。日本では映像配信のみで未ソフト化。

81位 『SHAME -シェイム-』(2011年/イギリス/スティーブ・マックィーン監督)
マイケル・ファスベンダーが体当たりの演技で挑んだ、セックス依存症との対峙の物語。その過激な描写以上にハードなのは作品の内容そのもの。

『SHAME -シェイム-』 http://www.filmofilia.com/six-new-shame-movie-photos-78476/
『SHAME -シェイム-』
http://www.filmofilia.com/six-new-shame-movie-photos-78476/
次回は80位~61位をご紹介します。鬼才と呼ばれる映画作家が続々登場しますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

source: http://www.bbc.com/culture/story/20160819-the-21st-centurys-100-greatest-films

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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