エディ・マーフィ主演『ビバリーヒルズ・コップ』続編、Netflixが製作決定 ─ プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーも復帰へ

エディ・マーフィ主演、刑事アクセル・フォーリーの活躍を描くアクションコメディ『ビバリーヒルズ・コップ』第4作(正式タイトル未定)をNetflixが製作することがわかった。米Deadlineなどが報じている。
米パラマウント・ピクチャーズは、2014年ごろから『ビバリーヒルズ・コップ』のリブート企画や、エディ・マーフィ主演によるドラマ化企画などを進めてきたが、いずれも実現には至っていなかった。このたびパラマウントとNetflixは、ひとまず一度かぎりのライセンス契約を締結。第4作が成功した暁には、続編映画を1本作ることも可能な契約になっているという。
『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズは1984年にマーティン・ブレスト監督が、1987年にトニー・スコット監督が、そして1994年にジョン・ランディス監督が手がけてきた。主演のエディ・マーフィ、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは新作にも続投する。以前、監督には『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020年1月31日公開)の新鋭アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーが就任していたが、Deadlineは「Netflixは脚本・監督の決定に向けてマーフィー&ブラッカイマーと協力し、出資・配信を担当する」と記しているため、2人はプロジェクトを離脱済みと思われる。
パラマウントとNetflixがタッグを組むのは、『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)『アナイアレイション -全滅領域-』(2018)に続いて今回が3度目。マーフィは実在するコメディアンを演じた伝記映画『ルディ・レイ・ムーア』(2019)がNetflixで発表されたほか、80年代以来となるスタンダップ・コメディアン復帰をNetflixで計画中だという。
長らく進退が不明だった『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズだが、Netflixの参戦によって急速に企画が前進することになりそうだ。2019年秋、『ターミネーター:ニュー・フェイト』や『シャイニング』続編映画となる『ドクター・スリープ』、『ゾンビランド:ダブルタップ』とロングスパンの続編映画が米国で封切られ、その興行成績は作品ごとにばらつきが見られている。ストリーミングでの続編実現は、スタジオによってリスクを下げる絶好の機会と言えるのかもしれない。
Source: Deadline