『IT/イット』ビル・スカルスガルド、コロナの影響で新作映画を降板 ─ 兄アレクサンダーと共演かなわず

『IT/イット』シリーズのペニーワイズ役で知られるビル・スカルスガルドが、『ウィッチ』(2015)『The Lighthouse(原題)』のロバート・エガース監督による最新作『The Northman(原題)』を降板したことがわかった。米Colliderにてビル本人が明かしている。
『The Norseman』は10世紀のアイスランドを舞台に、ノルウェーの王子が亡き父親の復讐に乗り出す物語で、ビルの出演は2019年10月に報じられていた。兄のアレクサンダー・スカルスガルドとも共演する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大による業界の一時停止を受け、スケジュールの都合で離脱せざるを得なくなったという。ビルは「すごく残念です。エガースは素晴らしい監督だし、兄と共演できる機会で……あまりお話ししたくないですね、泣いてしまいそうだから」とコメントした。
ビルとアレクサンダーは、ビルが10歳のころに出演した映画デビュー作『White Water Fury(英題)』で共演済み。しかしながら、ビルが大人になってからは共演しておらず、実現していれば本格初共演となったとみられる。アレクサンダーのほか、出演者にはニコール・キッドマン、ウィレム・デフォー、アニャ・テイラー=ジョイ、ビョークという豪華キャストが揃っていた。
『The Northman』は2020年8月下旬より撮影がスタートした。脚本はエガース監督と、アイスランドの詩人・小説家であるショウン(Sjón)が担当。プロデューサーには『ミッドサマー』(2019)のラース・クヌードセンらが名を連ねている。
Source: Collider