ヒュー・ジャックマン、大富豪の転落描く新ドラマの製作総指揮に就任 ─ 『フロントランナー』脚本家と再タッグ

『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役や『グレイテスト・ショーマン』(2017)のヒュー・ジャックマンが、米FOXによる新ドラマシリーズ「Billionaire Apocalypse(仮題)」に製作総指揮として就任したことがわかった。Deadline、Varietyなど複数メディアが報じている。
主人公の“地球上でもっとも裕福な男”は、世界的な財政破綻をきっかけに、200名の従業員と家族を連れて、自身の所有するプライベート・アイランドへと逃亡を余儀なくされる。数十年にもわたり、富豪の男から後回しのように扱われてきた従業員と家族は、そこですぐさま、もはや男が金持ちではないこと、責任者でさえないことに気づく……。
企画・脚本を手がけ、ジャックマンとともに製作総指揮を務めるのは、脚本家でプロデューサーのジェイ・カーソン。政治顧問のキャリアを持ち、2008年の米大統領選ではヒラリー・クリントンの報道官を務めた実績の持ち主だ。Apple TV+の人気ドラマシリーズ「ザ・モーニングショー」(2019-)を手がけ、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(2013-2018)ではスーパーバイジング・プロデューサーとして監修も担当。
カーソンはジャックマン主演の『フロントランナー』(2018)で脚本を執筆しており、すでに両者はタッグを経験済み。同作で、ジャックマンは大統領選の最有力候補に躍り出たものの、不倫スキャンダルから失脚した元上院議員のゲイリー・ハートを演じた。現時点で本作のキャストは発表されていないが、大きな成功を収めた男が転落する様を描くのだとしたら、やはりジャックマンのキャスティングにも期待せずにはいられない。
製作総指揮にはジャックマン&カーソンのほか、『パルプ・フィクション』(1995)などクエンティン・タランティーノ監督作品の多くに関わってきたローレンス・ベンダー、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015)のケヴィン・ブラウンが名を連ねている。
『デッドプール&ウルヴァリン』の大ヒットが今日も続くジャックマンは、ミュージカル映画『Song Sung Blue(原題)』の出演も報じられたばかり。アクション・歌・ダンスと、まさしくマルチプレイヤーのジャックマンの勢いはまだまだ止まらない。
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Source: Deadline, Variety, The Hollywood Reporter