『ブラックアダム』暴力的すぎて当初はR指定だった ─ 米公開の1ヶ月前まで交渉を継続

ドウェイン・ジョンソン主演によるDC映画最新作『ブラックアダム』は、米国映画協会(MPAA)から当初R指定を受けていたという。プロデューサーのハイラム・ガルシア&ボー・フリンが、米Colliderにて明かした。
主人公のブラックアダムは、5000年の眠りから目覚めた最“恐”の破壊神であるアンチヒーロー。ドウェインを含む3人のプロデューサー陣は、コミックのブラックアダムに忠実な映画化を実現するため、その暴力性もなるべく映画化しようと考えていたという。ガルシア氏は「攻撃性と暴力性で知られるキャラクターなので、そこを映画にしないのは不自然だと思いました。そこで、できるかぎり限界に挑戦しようとしていたんです」と語る。
もっとも、障壁となるのはMPAAの審査だった。ガルシア氏は「MPAAとの協力作業になるのはわかっていました。どこまで実現できるのか、レーティングがどうなるのか。しかし、その挑戦が私たちには大事だったし、ドウェインも力を入れているところでした」と振り返り、フリン氏は「(MPAAと)4回交渉してPG-13になった」と明かしている。
「実際問題、たくさん編集する必要がありました。大好きな場面もカットしなくてはいけなかったんです。しかし、決して妥協したわけではなく、シーンごとカットしたところはひとつもありません。たとえばブラックアダムと空飛ぶバイクのチェイスシーンで、インターギャング(注:劇中の犯罪組織)の兵士が落ちると、トラックがその身体をはね飛ばすという場面があったんです。」
完成版の『ブラックアダム』にはこうした暴力表現が4~5ヶ所に存在するが、編集段階では約10ヶ所に登場していたそう。フリン氏は「この手の映画には、“安全じゃないんだ、命がけなんだ”ということを思い出せるシーンが必要。MPAAとの間で妥協点を探っていきました」と語る。
ちなみに、編集作業と交渉は米国公開の約1ヶ月前まで続けられていたとのこと。製作陣がギリギリまで粘ったことがうかがえるが、同じくフリン氏は「それがファンに対する我々の義務だと感じていた」という。「ソフトや配信のリリース時には特典映像を入れますし、そこには今お話ししているような映像も入ると思います」。
映画『ブラックアダム』は2022年12月2日(金)公開。
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Source: Collider























