『ブラック・フォン2』予告編が米公開、イーサン・ホーク復活の怪演 ─ 「死とはただの言葉にすぎない」

イーサン・ホーク主演の大ヒットホラー映画『ブラック・フォン』(2022)の続編、『ブラック・フォン2(原題)』の予告編が米国で公開された。
スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルによる同名短編小説を映画化した前作は、連続殺人鬼に誘拐された少年フィニーが、監禁された地下室で、つながらないはずの黒電話から聞こえる“過去の被害者”の声を聞く物語。製作費1,800万ドルの低予算にもかかわらず、全世界興行収入1億6,144万ドルを記録した。
殺人鬼グラバーを殺害して逃げ切ったフィンは、一連の事件における唯一の生存者だ。4年後、17歳のフィンは今でも事件のトラウマに苦しんでいる。そんな中、15歳の妹グウェンが“黒電話が鳴る夢”を見た。それは“アルパイン・レイク”と呼ばれるキャンプ場で、真冬に少年3人が何者かに追われるイメージだった。
グウェンは謎を解き明かし、苦しみを終わらせるため、大雪の中、フィンとともにキャンプ場へ向かう。そこで彼女は、グラバーと自らの家族の歴史にまつわる衝撃的な事実だった。死してなお強力になるグラバーの恐怖に、フィンとグウェンは立ち向かわなければならない……。
公開された予告編では、フィンが黒電話のトラウマに悩まされる様子や、夢の中から兄妹に迫るグラバーの恐ろしい復讐が示唆されている。どうやら現実のキャンプ場と、グラバーが存在する夢の世界が重なり合いながら物語は展開するようだ。
グラバーは言う。「フィニー、君が僕を殺したんだ。長い時間がかかったよ。しかし君たちはみんな、“死”がただの言葉にすぎないことを知ってるだろう」。完全オリジナルストーリーとなる今回は、現実と夢を超える恐怖が描かれるものとみられる。「夢のなかで死ぬとどうなると思う? 今こそ、その答えがわかる」。
出演者には、殺人鬼グラバー役のイーサン・ホーク、少年フィニー役のメイソン・テムズ、妹グウェン役のマデリーン・マックグロウ、父親テレンス役のジェレミー・デイヴィス、フィニーの親友ロビン役のミゲル・モーラが続投。新キャストとして、『ゴジラvsコング』(2021)のデミアン・ビチルがキャンプの管理者役、『ワーキングマン』(2025、日2026)のアリアナ・リヴァスがその姪っ子役で出演する。
監督・脚本は、前作『ブラック・フォン』や『ドクター・ストレンジ』(2016)のスコット・デリクソン。共同脚本も同じく前作からC・ロバート・カーギルが担当している。製作はデリクソン&カーギル、ジェイソン・ブラムが務めた。
映画『ブラック・フォン2(原題)』は2025年10月17日に米国公開予定。
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