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『教皇選挙』プロデューサー新作決定、「世界恐慌」の実話リアルタイム・スリラー

マイケル・ジャックマン
Photo by Kevin Payravi https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Michael_Jackman_and_Isabella_Rossellini_at_the_2024_Toronto_International_Film_Festival.jpg Remixed by THE RIVER

『教皇選挙』(2024、日2025)のプロデューサーが、今度は世界恐慌のきっかけとなった“史上最悪の株価大暴落”を映画化する。米Varietyが報じた。

映画『ブラック・チューズデー(原題)』は、1929年、世界とアメリカを大恐慌に導いたウォール街大暴落の実話に基づく100分間のリアルタイム・スリラー。ニューヨーク証券取引所の代表代行に就任したリチャード・ホイットニーは、暴落を回避して世界経済を救うため金融支援策をまとめあげようとする。ところが、ホイットニー自身による巨額の投資と内なる葛藤が、JPモルガンにて暴落阻止のカギを握る兄ジョージとの衝突を招き……。

プロデューサーは『教皇選挙』や『グッド・ナース』(2022)のマイケル・ジャックマン。監督・脚本は、ダニエル・ラドクリフ主演のスリラー映画『アンダーカバー』(2016)を手がけたダニエル・ラグシスが務める。

ジャックマンはラグシス監督と20年来の知り合いで、ともに仕事をする機会を探していたとのこと。本作の脚本を読み、「『教皇選挙』の脚本を初めて読んだときと同じように魅了された」という。「魅力的で複雑な登場人物たち、100年後である現在の金融システムとの類似点などに心を奪われました。切実かつ巧みに書かれたこの作品は、誰もが知る歴史の転換期に隠された陰謀を明らかにします。非常にクオリティの高いスリラーです」。

共同脚本はR・F・I・ポルト。現時点で出演者は明らかになっていないが、キャスティング・ディレクターは『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』(2023)などのスーザン・ショップメイカーが務める。公開時期や製作スケジュールなどを含む続報が待たれる。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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