『ブラック・クランズマン』窮地のアダム・ドライバー、主人公と衝突 ─ 潜入捜査中断、緊張の本編映像が到着

黒人刑事、白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査。
1979年に起こった実話を鬼才スパイク・リー監督が映画化した『ブラック・クランズマン』が2019年3月22日(金)にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開される。
このたび映画の本編より、危険な潜入捜査に挑むロン(ジョン・デヴィット・ワシントン)とフリップ(アダム・ドライバー)の刑事コンビがついに衝突する緊張のワンシーンが到着した。
白人至上主義団体KKKに“二人一役”で潜入するという、不可能かと思われた任務が順調に進むなか、主人公ロン・ストールワースは組織においても過激な構成員フェリックスの自宅に招かれる。黒人であるロンに代わって対面を担当するフリップは、フェリックスの自宅で熱心な白人至上主義者を演じるが、フェリックスは疑り深かった。フリップがユダヤ人であるかどうかを確かめるため、ウソ発見器にかけようと考えたのだ。
命からがらその場を乗り切ったフリップは、署に戻ってからロンに詰め寄り「撃たれたら死んでいた。連中の火遊びに命は懸けられない」と話、身をもって危険を味わったゆえに潜入捜査の続行に否定的な態度を示す。KKKの差別対象は黒人だけでなく、アジア人やヒスパニック系など、WASP(ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタントの頭文字)と呼ばれる人種以外すべて。ユダヤ人であるフリップもKKKの差別対象となる人物なのだ。
そんなフリップに対してロンは、この潜入捜査はフリップにとっても重要な仕事なのだと話す。ロンは「もっと親交を深めろ」と言ってさらなる潜入を促すが、フリップは苛立った様子でその場を立ち去る。フリップの身に危険が及ぶことを案ずるも捜査を続行したいロンは、その背中に「いいな、相棒」と力なくつぶやくのだった。二人はここから、どんなバディプレーで巻き返しを図るのか……。
『ブラック・クランズマン』
1979年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた、白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけた。黒人ながら徹底的に差別発言を繰り返したロンは、なんと入会の面接に進んでしまう。直接対面できない黒人のロンに代わって白羽の矢が立ったのは、同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンだった。電話はロン、対面はフリップ。KKKの内部を調査し行動を見張るため、型破りな刑事コンビは潜入捜査を成功させることができるのか?

第71回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、米国の大手批評サイト「Rotten Tomatoes」で95%フレッシュを獲得した本作は、第76回ゴールデングローブ賞にて作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞の4部門にノミネート。第91回アカデミー賞ではスパイク・リーが脚色賞を受賞した。
主人公ロン・ストールワース役は名優デンゼル・ワシントンを実父にもつジョン・デヴィッド・ワシントン。“相棒”フリップ・ジマーマン役は、『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作のカイロ・レン役や『沈黙 -サイレンス-』(2016)などのアダム・ドライバーが演じる。監督・脚本・製作は鬼才スパイク・リー、さらに『セッション』(2014)のジェイソン・ブラムと『ゲット・アウト』(2017)のジョーダン・ピール監督がプロデュースに加わった。
映画『ブラック・クランズマン』は、2019年3月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
『ブラック・クランズマン』公式サイト:http://bkm-movie.jp/