『ブレードランナー2049』前日譚を描く新作ショートフィルム公開!『2036 : Nexus Dawn』ジャレッド・レト主演

映画『ブレードランナー 2049』は、前作『ブレードランナー』(1982)から30年後の2049年を舞台とした物語だ。30年というギャップが世界にどんな変化をもたらしたのか、“その後”の人々はどう生きているのか……。

このたび、その30年という時間を埋める新作ショートフィルム『2036 : Nexus Dawn』が米Colliderにて公開された。2036年を舞台に、ジャレッド・レト演じる科学者ネアンデル・ウォレスが新たなレプリカントを人々へ紹介するのだ。約6分の短編映像から、来る新作の世界を味わってほしい(映像は米ワーナー・ブラザース公式YouTubeチャンネルより)。

完璧なレプリカント「ネクサス9型」

まずは「サンディエゴ・コミコン2017」にて公開された映像より、劇中世界の年表を確認してみることにしよう。2023年にレプリカントの製造を禁じる「レプリカント禁止法」が制定されてから13年、2036年には以下のように記載されている。

2036
Prohibition is repealed.Wallace reintroduces a new line of “perfected” Replicants-The Nexus 9.

2036年
レプリカント禁止法が廃止される。ウォレスは自らが開発した“完璧な”レプリカント、ネクサス9型を市場へ再導入する。

『2036 : Nexus Dawn』では、この記述にいたるまでの出来事が描かれている。
ウォレス社を経営する盲目の科学者ネアンデル・ウォレス(ジャレッド・レト)や彼に反対する人々が、2022年に起こったという「大停電」や、世界で起こっている飢餓や格差の問題に言及していくなか、ひとりの参加者が「レプリカント禁止法は議題ではない。その廃止もね」と口にするのである。レプリカントの開発を求めるウォレスを前に、人々はその危険性を説くのだ。

しかしウォレスは、「私のレプリカントは消費者の望むだけ長く、また短く生きる」という。「決して禁止されない、決して自由に動かない、ただ服従する」存在として彼が人々に紹介したのは、ウォレスの横に立っていた一人の男だった。すでにレプリカントを開発していた事実に驚愕する人々をよそに、ウォレスは“エンジェル”と呼んだそのレプリカントに自分の頬を切らせ、そして「自分の命か、私の命かどちらかを選びなさい」と命じる。すると“エンジェル”は、ためらいなくその首を自ら刺して倒れてしまった。
ウォレスは「人々の行動は天に響いています。今ここ、私たちの決断に対して鐘が鳴るんですよ。世界をよりよくするか、それとも壊してしまうか、どうしましょうか?」と言い放つのだった……。

ブレードランナー 2049

監督はリドリー・スコットの息子、ルーク・スコット

この映像の冒頭には、『ブレードランナー 2049』でメガホンを取るドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登場する。いわく、本作には2019年以降に起こった“キー・イベント”を描く3本のショートフィルムが存在し、『2036 : Nexus Dawn』はそのひとつだというのだ。

今回の映像を監督したのはヴィルヌーヴ監督ではなく、『ブレードランナー』の生みの親であるリドリー・スコットの次男ルーク・スコットだ。父親の監督作品である『エクソダス:神と王』(2014)や『オデッセイ』(2015)でセカンド・ユニットの監督を務めたのち、2016年に長編デビュー作『モーガン プロトタイプL-9』を監督した人物である。

2017年10月6日の『ブレードランナー 2049』米国公開までの約1ヶ月間に、きっと残された2本のショートフィルムも公開されることだろう。どんな出来事がどんなクリエイターによって描かれるのか、公開まで楽しみがまた増えたことになる。

映画『ブレードランナー 2049』は2017年10月27日より全国ロードショー

Source: http://collider.com/blade-runner-2049-short-film-jared-leto/
Eyecatch Image: https://www.youtube.com/watch?v=UgsS3nhRRzQ動画サムネイル

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