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『ブレードランナー 2049』監督&主演コンビ、偉大すぎる前作と「常に比べられる」覚悟―リドリー・スコットは次の展開を検討中

ブレードランナー 2049
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映画史に残る作品を継ぐ者には、とても大きなプレッシャーが伴う。しかし作品を託す者は、そのプレッシャーを意外と理解していなかったりする……。

映画ブレードランナー 2049』とその作り手たちもその例外ではないようだ。本作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と主演のライアン・ゴズリングは、偉大すぎる作品の続編を作るうえで“ある覚悟”をしていたという。

ブレードランナー 2049

「何をやろうが前作と比べられる」

ハリウッド・レポーター誌の取材に応じたヴィルヌーヴ監督は、『ブレードランナー 2049』の製作にあたって、主演のライアン・ゴズリングとある考えが一致したことを明かしている。

「ゴズリングと僕は、(本作の)成功する可能性がものすごく低いという考えで一致したんだ」

二人がそう考えた根拠は、リドリー・スコットが手がけた前作『ブレードランナー』(1982年)にほかならなかったという。

「僕は脚本がすごく良かったから参加した。でも何をやろうが、どんなにいい仕事をしようが、この映画はマスターピースである前作と常に比べられるだろう。でも、こうも思ったよ。“僕たちは自由だ”って」

“自由”という言葉を使っているヴィルヌーヴ監督だが、「リドリー・スコットの世界を自分のものにするなんて、本当にキツい仕事だったよ」とも話しており、その尋常ではないプレッシャーを隠してはいない。製作中、スコットはその重圧を感じたのか、こんな提案をしていたという。

「彼は“これは君の映画だ。私が必要なら現場にいるが、そうじゃなきゃ来ない”と言った。しかし、彼は物理的には現場にいなかったが、僕はいつもその存在を感じていたよ。だって僕は、ずっとスコットの世界を扱っていたんだからね。だから彼はいなかったけど、確かにずっとそこにいたんだ」

ブレードランナー 2049

リドリー・スコット、さらなる展開を検討中

『ブレードランナー 2049』の完成を控えて、きっとヴィルヌーヴ監督は現在もその大きなプレッシャーと格闘していることだろう。しかし一方でリドリー・スコットは、自身の手がけた『エイリアン』と同様、シリーズのさらなる展開に前向きな姿勢を示している。IGNのインタビューで、彼は現在の興味が続編の製作にあることを明かしたのだ。

「シリーズを広げようと思っているよ。ジョージ・ルーカスは常にそうしてきただろう、いつも何かをやっていた。彼の『スター・ウォーズ』に観客を注目させるやり方は知ってるよな。『エイリアン』を広げる時にはそれを使ったんだよ、かつては続編を作ろうとは思わなかったからね。でも突然気づいたんだ、“ああ、バカだった”って。続編は作ったほうがいい、当たり前だな」

現時点で、スコットは『ブレードランナー』シリーズの拡大について確たることを話しているわけではない。しかし『ブレードランナー 2049』が成功した暁には、きっと次なる展開が待っているのではないだろうか。もっともオリジナル版を長年愛してきたファンが、次々に関連作品が作られるのを見たいかどうかはまた別問題かもしれないが……。

ちなみに2017年6月21日(現地時間)、エンターテインメント・ウィークリー誌は『ブレードランナー 2049』の本編映像やメイキング映像を織り交ぜた独占映像を公開している。まだ見ていない人はこの機会にチェックしておいてほしい。

映画『ブレードランナー 2049』は2017年10月27日公開

 

Source: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/blade-runner-2049-director-says-he-made-peace-prospect-failure-1015019
http://www.ign.com/articles/2017/06/22/blade-runner-turns-35-ridley-scott-discusses-the-films-legacy-deckards-true-nature-and-the-future-of-the-series?page=2
http://screenrant.com/blade-runner-2049-sequels-spinoffs/
http://ew.com/movies/2017/06/21/blade-runner-2049-footage-exclusive/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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